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ブログはやめたほうがいい

最近、政治家や有名人のブログが増えてきています。いい悪いは別として(そういう人の声を従来より薄いフィルタごしに聞けるのは悪くない)、いわゆる「炎上」するブログが多数見受けられます。

炎上

ブログの記事にコメントが超大量につくこと。主に反対意見で。

今回取り上げるのは、福島瑞穂のヴィーナスblogです。

炎上した記事は「思想・良心の自由は守られているか」。コメントが2000を越え、なおも増加中ってか、コメント多すぎて重くなったので別記事として記事内容を再掲した所でまだ続いてます。

記事の内容は、これ言うのやめたら福島瑞穂じゃない、って内容です。

それに対し、ついたコメントは“吐いた唾”や“言いがかり”レベルから“おっ、いいこと言うなコイツ”レベルまで、ほぼ反対・反発する意見で2000越え。見事な炎上っぷりです。

そこまでは結構ありがちなのですが、問題はコレに対する対応、コメントへの返答です。彼女は政治家ですから人々の顔色を伺わなきゃならんわけで、2000のコメントに対して何らかの返答、それもおざなりでない、まともな人が相手なら納得してもらえるような返答が必要なわけです。

なぜ返答が必要かというと、「返答を返す」以外の対応だとロクなことにならないからです。例えば…。

  1. 完全無視(スルー)する : 評判が落ちる
  2. 全体向けにおざなりな返答をする : 評判が落ちる
  3. 賛成意見にだけ返答する(一部無視) : 評判が落ちる
  4. 片っ端から削除する : 評判が落ちる
  5. 以後コメント欄を無効にする : 評判が落ちる
  6. ブログやめる : 評判が落ちる

どれをやっても大きなマイナスとなります。得るものはなく、ただ失うのみです。

今のところ、「荒らされたので閉鎖」「荒らされたのでコメント欄を閉じました」という対応はしていませんが、もしそのような対応をした場合、まともな意見を書き込んだ者は「黙殺の口実に荒らしを利用した」と解釈します。たいてい閉鎖する場合、まともな意見への返答ってないんですよね。ただ閉じるだけです。閉鎖のついでに、まともなご意見には必ず返答しますとか書いといて後からちゃんと返答すればいいのに、そんな人は見たことありません。ほっかむりで全放置、嵐が過ぎるのを待つのみです。

コメント欄に、私の考えに近い意見があったので引用します。

さて、おそらく福島議員がここのコメント欄を全部読んだとしても、自らの意見を翻すことはありえますまい。なぜなら(彼女にとっての)レーゾンデートルを完全に拒否することになってしまいますから。

それはそれでありだと思うんですよ。「皆さんにいろいろ言われましたけど、私の主張は変わりません!これからも国家・国旗の不当性を糾弾し続けます!」と言ってくれたほうがはるかに潔いし、おそらく読み手はそれなりに納得するでしょう。まあ、また反対意見が1000通くらい付くかもしれませんが。

これに対し最低と思われる対応は

  • 無視。あるいは全く無関係の別エントリー立ち上げ
  • 何人かの方が指摘しているように「ご指摘ありがとうございましたあ。これからも頑張りまーす」とか適当なことを言って逃げる

でして、多くの人がこの対応になるだろうことを予想しています。

それだけ、福島議員が見限られていると言うことです。

福島さん、まさに正念場ですよ。

あなたの「人間としての」対応が今問われているのです。

そのくらいの心根で、腰をすえて臨んだほうがいいですよ。

by Collapser (2006-04-11 17:22)

ちょっと意見が食い違う所は、私はこの件が福島氏にとってそこまで重大なことだとは思ってないことです。福島氏の支持層で彼女のブログを探し出して炎上をウォッチするような人は少数でしょうし、そういう人たちが今から福島氏の対応に感動して支持者になるとは考えづらい。2chで福島氏関連のスレを探すような人も同様です。福島氏のブログを閲覧する層や2chには、支持者および支持者予備軍はあんまりいないはずです。

なので、仮に逃げちゃっても彼女の支持層に対する影響はほとんどないんじゃないかと思います。例えば老人ホームのおじちゃんおばちゃんと握手する時間を削って、頭をしぼり時間をかけて対応なんかしたら、むしろコストパフォーマンスが悪いかもしれません。ブログで人気出て議員になったわけじゃあるまいし。

他にも、政治家に限らずブログはマイナス要素がいっぱいあります。

  • 更新が途絶える : 評判が落ちる
  • デザインが悪い(例:背景黄で文字が赤) : 評判が落ちる、主にセンスの
  • 管理者が勇み足 : 評判が落ちるのは雇い主
  • 政治ネタを書いてしまう : まず間違いなく評判が落ちる
  • うっかり守秘義務的内容を書いてしまう : 評判が落ちる、主に業界内で
  • うっかり万引き武勇伝を書いてしまう : 評判が落ちる、上に番組降ろされる

プラス要素? そんなもんあるんでしょうか。ブログやってれば、なんとなく時代の先端を行ってるようなイメージが出せると思ったら大間違いです。いまだに頭の中が「ノートパソコン持ってるだけで仕事できそう byタッチおじさん」なんて時代の人はたくさんいそうですけど。今は馬鹿ほどファッションでVAIOを持ち歩く時代ですよ(そう断ずるのも古い & 偏ってるけど)。

世論というものがあります。主にマスコミの手によって誘導されます。それとは少し離れたところにネット世論というものがあります。ネット利用が日常化した人間ほど自覚していませんが、一般世論とは大きくズレた世論です。相反する例を挙げるならば、一般世論よりも韓国が嫌いで、右寄りです。一言で言うならば、マスコミが嫌いです。

今までは一般世論により、ネット世論などというものは全部2ちゃんねるで暗い部屋でニタニタwinnyやってる犯罪紛いの奴ら、というイメージが先行されてきました。それがネットに触れていない、触れたことのない層の見方であり、今も周囲に“非オタで”コンピュータを使う人間がいない人々にとっては、少なからずそうでしょう。これには世論を形成するマスコミ自体がネットを嫌っていることの影響も大きいはずですが、これは自分達の領域を侵される危険があるので当然です。

現在では従来の一般世論だけでなく、ネット世論にも自己をアピールしたい人が増えてきています。マスコミを通しては報道してもらえないことでも報道できますし、時間や紙面が限られているわけでもありません。無名でも有名でも店を開くことはできます。

これを、従来は一般世論側に属していた人々がネット世論側にもアピールの必要性を感じてきている、と私は解釈しています。たとえそうでなくとも、冒頭で述べたとおりマスコミ以外のフィルタを通した情報を得られるようになりつつあることは良いことだと思います。

ですが、人の評判を気にせざるを得ない商売の人は、どんなに想定外で失礼で論理矛盾を突くような反応がきても真摯な返答をできる、という意思を持てないのであればブログなんかやらない方がいいと思います。炎上して慌てて閉鎖して評判を落とすくらいなら。

そういうわけで、今回の福島瑞穂ブログの炎上はとても興味があります。今までも政治家で炎上した人はいましたが、福島クラスの大物(日本でも有名な党の党首だ!)は初じゃないでしょうか。そこで真っ当な対応ができれば、彼女に対して思想の違いは感じても殺意を抱かずに済むので助かります。こんなこと言いたくないけど、彼女だって悪意で社民党やってるわけじゃないんですよね、きっと。

まとまり悪いけど、終わり。

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