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お灸目的だから

急にお灸お灸と連呼しだしたコメンテータの人たちを見た。参院選で、自民党にお灸を据えるために他党に投票するのがどうのこうの、って話です。

結果としてお灸を据えることになるのなら、それが民意なので良いでしょう。しかし、お灸を目的とした投票をする、またはそれを煽るのはどうかと思います。

たとえば、普段は消極的自民支持だけど、最近だらしないからお灸を据える目的で共産党に投票したとしましょう。そしたら、たまたま100人が100人同じ考えをしたのか、共産党が圧勝して政権とっちゃいました。これってどう思います? ありえないと思いますか? お灸というのはまさに「本来の支持政党が負けるなんてありえない」と思うからできることで、素で勝てる公算が高くなければ絶対やらないと思います。もし負けちゃったら困るから。

つまり、お灸を据えるという考え方自体、自分が票を投じる政党は絶対に政権を取れないと確信しているから出来る行動です。もし「マイナス票」なんてものがあれば、それがコレの代わりとなるのでしょう。

それが悪いとは言いませんが、それで民主に入れておいて、後から「あれはお灸目的だったから民主は支持しない」とかいうことだけはしないで欲しいと思います。こないだ自民党が大勝ちしたときに「勝たせすぎた」と評価した人がかなりいたと思いますが、それと同じです。十分に予測しうる範囲の結果次第で後からグダグダ言うなと。

だから、たとえ自民支持者が民主に入れて民主が勝ったら、ポーズにしろ何にしろ、結果として支持したのだから最低でも足ひっぱらない程度には協力的にすべきだと思います(具体的に何か行動しろというのではなくて、内心の問題かもしれない)。票を入れた政党や候補者を支持しないなんて不誠実もいいところで、そんな人は政治家どもはアレでどうこう…なんて言う資格ないし、「本当はどこも支持してないから」という人は、それこそ棄権でいいと思います。結果に文句を言わなければ。投票したのなら投票したことに、しないのならしないことに責任を持つべきでしょう。もちろん支持政党や投票した候補者をマンセーしろってことじゃありません。

私も選挙権を得た当初はこういった考え方で絶対的不支持の共産党に入れたりしていたので、あまり説得力は持てないかもしれませんが、今は変節してこう思ってます。またいずれ変わることもあるでしょう。

関係ないですけど、私が小中学生のころだったと思いますが、社会党が勝ったり、村山さんが総理になった時代がありました。あの時、本当に人々は社会党を支持していたのでしょうか?

コメント:4

ろばQ 07-07-15 (日) 15:18

>後から「あれはお灸目的だったから民主は支持しない」とかいうことだけはしないで欲しいと思います。
「投票した責任は (その気がなくても) とらされること」や「お灸目的なのに、望まぬ政党が政権を取る可能性があること」は肝に銘じて置くべきだと思いますが、支持は別にしなくてもいいんじゃないでしょうか。
 選んでみたら駄目だった時のためのリコールとかも用意されているわけで、現在の選挙制度はそう言う事も織り込み済みでは?
>あの時、本当に人々は社会党を支持していたのでしょうか?
 ろばQ (当時18から19歳) の感覚では、消極的ながら発足当時支持されていたように記憶しています (その後、政権運営能力が全くない、人が良さそうな普通の爺さんで有ることが、誰の目にも明らかになるわけですが)。

kyouso 07-07-15 (日) 16:09

>支持
そこんとこは、
>最低でも足ひっぱらない程度には協力的にすべきだと思います(具体的に何か行動しろというのではなくて、内心の問題かもしれない)
>マンセーしろってことじゃありません
くらいのつもりで書いたので、支持、という字面ほどの支持を求めるつもりはありませんでした。支持、っていうと少し言葉が強すぎたかなとは思います。
A:「やっべ民主党勝っちゃったよ、小沢総理だよ、最悪だよ」
B:「どこに投票したの?」
A:「民主」
※上記セリフの内容は一例です。他に置き換えても同じ
というやり取りのAにもBにもなりたかないなあ、程度の意味合いです、と後付け気味ですが補足します。
>社会党
うーん。実は私も当時期待していました。

那珂川 07-07-15 (日) 16:23

 共産党にもスポーツ平和党にもいれた事ある私がきました。
 自分の投票先が政権党になる可能性を考慮するのは、建前として当然ですが、共産党が政権党になる確率って、自民党が選挙後にいきなり主義を変える可能性とあまり変わらないと思うので、リスクとしてはそんな評価でいいと思っています。
 いわゆる「お灸」については、私も考えていて、何か書こうと思っていました。
 ようは、選挙権は参政権の一部であり、選挙は選択肢の中からベターを選ぶ行為で、そのベターをベストに近づける働きかけを選挙以外で行う事まで含めて参政権、という建前があるわけですが、その選挙以外の行動でできる事が少なすぎるために、選挙権と参政権がニアリィイコールになってしまっているのが問題だと思っています。
 選挙以外で参政行動しようとすると、ハードルが高い場合が多く、実際的ではありません。
 そうなると、ベターをベストにするための影響力行使も含めて選挙権を行使する事となり、ここに「お灸」という発想が登場してしまう事になります。
 選挙権以外の参政行動が実質存在しない状況では、選挙で勝つ=現在提示しているものが支持された、と考えられがちで、選挙で勝ったけど更に修正していくという部分はおざなりにされがちです。そのあたりは、どういう勝ち方をするか、という所で国民側は意思表示するしかなく、かくして、選挙で危険な綱わたり(政権担当能力のない政党に投票する)という行為を選択するか、ベターをベストにする行為を諦めるかの二択になってしまうのではないかと思います。
 そんな私の今回の投票先は、東条由布子氏と維新政党・新風だったりします。後者は政権担当能力どころか、政党としてもかなり不適格だと思ってますが、彼らの得票数がそれなりの数となれば、彼らの主張する内容に賛成する民意の一部を完全に無視できまい、という考えからの投票です。
 本当に政権党になったりしたら、すごい勢いでリコール活動に身を投じると思いますけど(笑)

kyouso 07-07-15 (日) 17:24

先に言われちゃったなあ、という感じです(笑)
維新政党・新風は迷ってます。もしここに投票することになったら、後から
「すいません、○○日の××にこんなこと言ってましたが、撤回します。維新政党・新風に投票しました。これこれこういう理由で~」
とか書こうと思ってました。
なんで迷ってるかって、
>本当に政権党になったりしたら、すごい勢いでリコール活動に身を投じる
私にはここまでのバイタリティがないことです。あれば入れちゃうんですが、ないので(責任とれないので)悩ましいです。
このまま激動なしでヌルヌル一生を終えられるなら、多少の不満はあってもずっと自民党でもいいかなあ、とか思ったりして。生命エネルギーが足りない感じです。足りてたらきっと入れる。
>選挙について
個々でそういう判断のもとにお灸やってるうちは、おっしゃる通り実際的リスクが低いからいいんですけど、第4の権力を用いて大々的に煽り始められるとやだなあ、お灸が選挙前のスタンダードになったらやだなあ、と思ったのでこの記事を書きました。「マイナス票が欲しい」という人は昔から結構いるので、「お灸」というソフトな言い換えで普及したらアレだなあ、と。
個々で、といっても第4.5の権力(web)があるから、もう個々は個々じゃないですね。
>選挙制度について
だいたい同意です。
かなり前にもちょっと書いたり読んだりした気がするので、割愛。2年くらい前に選挙権について何か書いた時とあまり考え方は変わってません。より参加の意思がある人は、より意見が反映されるようになればいいなー、くらいに具体的でないことは思ってます。

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