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死体と遺体の違い

ニュース見てたら、あれ? と思った。どう違うんだろ? ていうかいまさら思うこと自体が若年であったころの感受性の低さが証明されて欠如云々。

ぐぐるといっぱい出てきました。同じ疑問を持っている人はたくさんいるようです。ものすごく要約すると、以下のようなことだそうです。

死体

物体、抜け殻。物扱い。元は屍体と書いたらしい。

遺体

死体に人格を認めたもの。マスコミでは身元が明らかな場合に遺体、その他(動物含む)は死体らしい。

ロシア語には「遺体」に相当する言葉がないらしい。エスキモーには雪を表す言葉が20種以上あるのの逆みたいなもんか。へぇー

ついでに臓器移植関連で、欧米と日本の死体観の違いなどが面白かった(肉体は魂の抜け殻なのでモノ、臓器は魂の乗り物のパーツだからとっかえひっかえアリなんだよ派と、臓器や遺髪どころか遺品にも何かが宿ってるんだからそういう扱いはいかがなものか派)。

これを調べて、先日書いた「問 : 横須賀港に米原子力空母の配備を認めるか?」文中の地震で1万人が死んだことより、俳優の岡田真澄が死んだ方により大きなショックを感じた人は多いのではないだろうかという部分について、あれ? と思った。つまり、岡田真澄は遺体で、ジャワ島地震被害者は死体だからか? だからどうってことはないが、ちょっと言いたいことと実際がズレてたかな、と。

てゆーか、こうやって死体だの遺体だのと書くこと自体、なんとなく忌避感がある。日常生活では大声で言えない。

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那珂川 06-06-09 (金) 11:31