- 2006-12-25 (月) 3:14
- 携帯端末
接続端子がUSBミニBメスのメモリ – 教えて!gooで「miniA と miniB は接続がちがうだけ」のような表現がありますが、事実は違います。
と指摘されている件について。
本記事はW-ZERO3[es]を前提として書いたため、指摘された内容は筆者にとって自明ですが、読者にとっては自明とは限らないので、その点で説明不足でした。誤解された人がいたらすいません。ご指摘ありがとうございました。
以前、W-ZERO3が買えない!で以下のように書きました。
一緒に買ったのがminiSDとUSBメモリ、L字型のUSBアダプタだけなので、今すぐ Bluetooth の何かと、直接挿せる USB メモリが欲しい。L字アダプタは便利だけど、挿すものが決まっているとデカくて鬱陶しい。そんなUSBメモリは出ないだろうから自作…するとなると(失敗コミで)高くつくなあ。
そういうわけで、作ってみました。
現状と材料
まず、L字型のアダプタ(USB Aメス←→USB miniAオス)を使用してUSBメモリを接続した場合がコレ。写真は全てクリックで大きいのが出ます(ここで表示しているのが小さいと言った方が正確)。
- でかい
- W-ZERO3[es]の端子
- USBメモリ本体(IO-DATA TB-B512)
この状態でもキーボードが開けるので(上部が手前にスライドする)、問題ないっちゃないんですが、やっぱでかいし、アダプタが無駄にでかいのも無駄があるような気がして無駄に気になります。
なので、USBメモリのAオスコネクタをminiAオスコネクタに付け替えてしまおう、ついでに横向きにしてしまおう。そうすりゃアダプタなしで直付けできてスマートじゃん、というわけです。
そこでminiAオスのコネクタが必要になるわけですが…どっかのケーブルから切り離して利用してやろうと思ったら、miniAオスのケーブルってなかなか売ってないんですね。どこを見てもminiBオスのケーブルだらけです(メスはminiAもminiBも探した限り両方皆無)。W-ZERO3のおかげで品があるにはあるんですが、どれも1000円前後します。高いよ。おいそれとちょん切ったりできませんよ。
仕方がないのでググってみたら、どうもこういうカラクリでした。
見て分かるとおり、miniBは4番が放置されているだけで、これを5番と繋げるだけでminiAに早変わりです。詳しい違いは分かりませんが、工作上の違いはここだけなので楽勝(?)ですね。あんまり楽勝なので、予定通りそこら辺でジャンクケーブルを買ってきて利用するつもりでしたが、私は電子工作初心者なのであんまり小器用なことをやっても失敗するだけだと思い直し、おとなしく千石電商でコネクタだけのを買ってきました。失敗を考慮して3つ購入。成功して2個目を作るのにも使えますしね。メス端子もあったのでついでに1個だけ買っておきました。
高っ。裸で放置売りされてるケーブルは100円からあるというのに。
真ん中の部品の右側に、下の端子部を差込み、左の部品でフタをして、右のカバーをはめるようになっています。今回は横向きにつける都合から全部組み立てると大きすぎるので、真ん中の部品を半分にカットしたものと、下の端子部だけを使用します。
USBメモリを分解
さて、W-ZERO3[es]・USBメモリ・付け替えるコネクタと、必要な材料も揃ったので改造にかかります。まずはUSBメモリを分解し、Aオスコネクタを取り外します。
なんか、イカの解体みたいでした。写真にはありませんが、USBメモリによくあるフタもついてます。
よく見ると写真によって本体の型番が違ったりしてますが、これは撮影の都合により(バラす前の写真を撮り損ねた)、128MB版と512MB版が混在しているからです。最初に買った512MBのは3000円もしてリスクが大きいため、128MBのやつを別途購入して改造に使用しています。外見は同じなので気にしないでください(128MB版は浜田電機で1000円。もっと安価なのはありそうですが、そこにあまり時間かけてもしゃーないので)。
コネクタつけかえ
バラし終わったUSBメモリは一旦放置して、miniBオスコネクタをminiAオスコネクタに変身させます。ついでにケーブル側のピンに導線も取り付け、ショートしないようにホットボンドで絶縁します。
ケーブル側のピンが4本しかなかったため(4番が穴に埋まっていた)、接続側のピンを半田の塊で強引にショートさせました。
こいつのケーブル側ピンは細かいので、半田付けがなかなかうまくいきません。私はプラモとかやってたので多少はマシでしたが、そういうのが不得意だったらイライラして窓くらい割るかもしれません。
ところで今回の工作のためのググり過程で初めてホットボンドというものの存在を知りました。たいへん便利です。はまりそうです。
続いて、USBメモリとこのコネクタを導線で接続します。もちろんですが、線を繋ぐ系の作業はそのたびテスタで導通テストを行います。鏝の熱で壊れてないかとビクビクしながら。
所々が焦げたり溶けたり、我ながら苦労を感じさせます。ていうか半田くっつきにくすぎなんだよこいつら。ヤニ入ってるやつを買ってきたのになあ。何かを知らない事があるからそうなはずですが、今それが分かっても仕方がないので放置。
コネクタについてる導線が変わってますが、ガワに格納を試した時点で導線が太すぎて入らず曲がらず、途中で一部を細いものに変えたのでこうなっています。ホットボンドを剥がすのが辛かった。よく考えてからボンドしなければいけませんでした。
これで中身は出来上がり。ホットボンドで絶縁してからUSBメモリのガワに、やはりホットボンドを詰めながら収めてみます。
このガワ、削る段になって気づいたんですがアルミ製でした。プラだと思い込んでました。金属はすげえやりにくい。ニッパとノコとヤスリで切って削って、やっと穴が開きました。おまけにフタがちょっと長めでW-ZERO3[es]のコネクタカバーと干渉するので、やはりニッパとノコとヤスリで寸を詰めて…。ガワがプラスチック製のUSBメモリを使用するべきでした。
削って金属が露出した部分は、塗料出すのとか面倒くさいので、禿を隠すように黒サインペンで誤魔化しました。よく見ると違和感があるところまで禿隠しを再現しなくても…と思いました。
完成して接続する1
ひとまず完成? しましたが、いきなりW-ZERO3[es]で試すのは恐ろしい。どっかミスってて爆発するかもしれません。爆発はしないにしても、買ったばっかりのW-ZERO3[es]が壊れたら嫌です。そこで、壊れても構わない機械に接続して動作確認をとることにします…が、miniAオスが挿さるケーブルがありませんので、動作確認の前に、予め購入しておいたminiBメスコネクタでminiAオスをAオスに変換するケーブルを作らねばならなくなりました。めんどくさ…。
(中略)できました。ケーブルはジャンクで100円のものを利用。シールドとかしてないけど、使えたからまあいいか。
これ作るの、本編に匹敵するくらい時間がかかりました。miniBメスのケーブル側ピンが、先のminiBオスに輪をかけて細かい。思いっきり顔を近づけて半田付けをするもんだから、鏝で暑くて死ぬかと思いました。こいつが使えるのかどうか? は、PC←→こいつ←→L字のアダプタ←→USBメモリ、と接続して確認。本編よりこれが成功した時の方が嬉しかったです。
完成して接続する2
本命一歩前、PC←→こいつ←→改造USBメモリ、と接続してみます。PCはもちろん万一ぶっ壊れても困らない、かつすぐ用意できたやつ(そりゃ壊れたら痛いけど)。
どうやらUSBメモリとしてまともに使えるようです。もうなんか終わった気になっちゃったので終わりにしたいのですが、W-ZERO3[es]とも接続してみます。
…特に感想はないなあ。先にケーブル改造の成功で感動しちゃったしなあ。
USBメモリの改造を終えて
以上のように、USBメモリのコネクタをminiAコネクタに付け替えること自体は、さほど難しくはありませんでした。ですが、なんかちょっと浮いてたり、コネクタが微妙に曲がっていたり、取り外しの時にグラグラしそうでちょっと怖かったり、品質の向上については改善の余地が大ありでした。また、材料の選定にも大きな問題があり(ガワがアルミのUSBメモリを購入してしまった)、もしガワがプラスチック製であれば、もっと精度の高い工作ができたはずです。
しかし、よくよく考えてみれば、こんなもの実用にはなりませんね。PCに付けることは考えないとしても、横から飛び出たコネクタのせいで、外した時の収納が困難です。少なくとも私はこんなの使いたいとは思いません。だいたい、コレを作るくらいならL字アダプタをもっとコンパクトにしたものを作れるはずですし、それに短いUSBメモリを挿せばいいんじゃないかと思います。その方が汎用性も高いです。
結論
- コンパクトL字アダプタを作ればよかった。
- かつ、短いUSBメモリを買えばよかった。
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コメント:4
- NIGHT-D 06-12-26 (火) 16:51
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