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パソコンの買い方

パソコンを購入する時、どこから何を考えればいいのかを考えてみました。

用途や予算は千差万別なので省略。自分で考えてけれ。その人が何を求めているか次第になります。が、何を求めているか分からない、とにかくパソコンが欲しい、そんなことは買ってから考える、自分だけ持ってないと不安なんだ! という人もいるでしょう。もうパソコンを持つことは特殊でも特別でもないですからね。そんな人向けに目安を示すならば、予算はデスクトップなら10万円、ノートなら15万円くらい用意しとけばだいたいOKです。用途は買ってから考えても全然遅くありません。どんなもんか分からないのに、用途が明確にできるわけないだろ! と私は思いますし、よく分からないなら、分かる人の言いなりに買えばいいんです。それでたぶん損はしません。

Windows か、Macintosh か

Macintosh が欲しいカクタル理由(「カッコよさそう」を含む)がある人は Macintosh にすればいいです。カクタル理由があるくらいですから、きっとなんとかなるでしょう。Macintosh は選択肢が多くはないので、これ以上私から言うことはありません。予算と、ノートかデスクトップかだけ考えたら Apple Store か量販店へゴー。分からないことがあったら販売員に聞いて、予算内で買えるやつを買ってください。

そういうの、よくわかんない人は Windows にしとけばいいです。フツーにお店で売ってるパソコンです。あなたの周囲の9割は、通常なら Windows ユーザに占められているはずです。だから Windows にすべきなのです。分からない時に誰かに聞いて、有効な答えが返ってくる率が高いから。

そうでない場合は、周囲に必要以上にパソコンに詳しすぎる奴らがゴロゴロしているはずなので、Windows でも Macintosh でも関係ありません。その人たちに聞けばOKです。きっと喜んで教えてくれます。ていうか購入相談の時点でその人たちに聞いた方がいいです。

デスクトップか、ノートか

特に何も考えていないなら、ノートをお勧めします。接続すべきケーブルが電源とLANケーブルのみだからです。無線LAN環境があれば(にすれば)、電源だけで済んでしまいます。あとは、あるとしてもマウスくらい? 場所もとりませんし、自宅内なら場所の融通が効きますし、持ってるだけで仕事できそうだし(何年前の話だ)、何かと楽です。

大きな画面がいい、大きなキーボードがいい、あとからパワーアップしたい、安価に手に入れたい、場所には困ってない、配線に凝るのが好きだ、これらの条件が当てはまる人はデスクトップがいいです。

自作か、他作か

他作ってのも日本語が変ですが…自作の逆ということにしてください。店で売っているパソコンを買ってくるか、自分でパーツを買い集めて組み立てるか(組立で自作とはこれいかに)、です。

他作

フツーは、他作がいいです。買ってきてすぐ使えますし、動かなかったら売った奴の責任です。クレームつけて交換してもらいましょう。価格も今や、ヘタな自作よりよっぽど安上がりです。超オススメ。

他作パソコンでも、自作パソコンと同じパーツ(規格品)を使用しているものであれば、後からパーツを買ってきて、つけ足したり交換したりはできます。

メーカ製か、BTO か

富士通や東芝など、名前の通った日本メーカのパソコンを買うか、DELL や HP、秋葉原のパソコンショップなどが販売している組立済パソコン( BTO – Build to Order )を買うか、です。

メーカ製

パッと思いつくところで、富士通、東芝、ソニー、NEC、パナソニック、シャープあたり? が売ってるパソコンのこと。基本的に、Windows や Office はインストール済、その他ソフトてんこ盛りで、家電並みの手軽さです。サポートも他に比べれば手厚いですし、最近はデスクトップ・ノートの区別なく地上デジタルチューナ搭載でリモコン付きの機種が多くなっています。

その代り、価格は高めです。かつ、独自規格のパーツを使用している割合が高いため、自作パーツを使用しての拡張性や互換性は低めで、良くも悪くも「買ってきてそのまま使い続ける」ことが前提の準家電です。予算は多めに取れるけど、パソコンを買うのは初めてで、右も左も分からないし、周囲に分かる人もいない…という人にはお勧めの安全パイです。私も最初はコレでした。

価格帯は、だいたいデスクトップで15万弱から30万円程度、ノートは10万前後から30万円程度。もちろんもっと高いのもあります。以降、価格帯ときたらディスプレイと OS(Windows)はコミのつもりです。Officeは最低価格ならナシ前提、最高価格ならアリ前提 (Personal)で。

BTO

これの大きな特徴は、パソコンの構成(CPUやメモリ、ハードディスクなど)を予算や用途に合わせてカスタマイズできることです。ベースとなるパソコンを選択し、そこに「俺はリネージュがやりたいから、ハイスペックなビデオカードを追加するぜ!」とか、「俺はパソコンでテレビの録画がしたいから、500GBのハードディスクとDVD-RWドライブに、リモコン付きのビデオキャプチャボードを追加するぜ!」というようなことができたりします。

一口に BTO といってもアレなので、造語で便宜上2つに分けさせてもらいます。1つは、DELL や HP などのように独自規格のパーツを使用している独自規格 BTO。もう1つは、ソフマップやドスパラなどのパソコンショップが店頭や通販で販売している、ほぼ全てが市場で購入できる自作パーツを使用した規格品 BTO です。

独自規格BTO

なんでわざわざ独自規格を使用しているのか? コストダウンのためらしいです。詳しくは知りません。よって、後から自作パーツを買ってきて追加したり交換したりは、ほぼできない、あるいは困難であると思っておかないとしんどいです。ケースや電源のカタチからして違うし。その代り、同等性能品を購入して組み立てる、あるいは同等性能の規格品 BTO(後述)より安価に購入できます。ただし、カスタマイズを激しく行う場合は逆に割高になってしまうことも。

自分で中身をいじる気はないし、壊れたり性能が物足りなくなったら安いんだから買い替えればいい、パソコンという名のツールをお求めの場合はオススメです。

価格帯は、だいたいデスクトップで5万円(お勧めしませんが)から15万円程度、ノートでも6万円から20万円程度くらいです。言うまでもなく、BTOですから望めばもっと高価にできますし、ディスプレイや OS(Windows)を付けないオプションを選択すれば安価にできます。

規格品BTO

最大の特徴は、使用されているほぼ全てのパーツがバラで買えるパーツで構成されているところです。よって、後からパーツを買ってきて追加したり交換したりが、自作並みに可能です。価格も自作より安い傾向があります。正常に動いて当たり前ですし(自作では当たり前じゃない)、保証(無料1年有料3年など)があるのも強みです。

ただし、パーツ名が明記されていない場合は要注意(例えばビデオカードなら、GeForce8500GT 256MB との表記のみで、どのメーカの何という製品を使用しているか、ファンは付いてるのか、ロープロファイル対応なのか不明だったり)。明記されていること以外は、どんなパーツが来るか分かりません。大抵はその時の店の都合で仕入れ値や数がイイカンジのパーツが組み込まれるはずですが、余りものや評判の悪いパーツだったりしても後の祭りです。できるだけ型番などが明記されている店が良いですが、そういう店は比較的値段が高めです。気にならなければ、どうでもいいです。

価格帯は、だいたいデスクトップで7万円程度から20万円くらい。言うまでもなく BTO ですからいくらでも高くできますが、10万円~15万円も出せば並以上の物が買えるでしょう。ノートはほぼゼロなので略。ただし! これまでのメーカ製や独自規格BTO と違い、ディスプレイや OS(Windows) が標準で付属していない事が多いです。購入するときは注意しましょう。注文して届いてみたら金属のハコだけが来た…なんてことがないように。

自作

コンピュータを趣味にしたい、他作では希望する性能が得られない、A社のBというパーツを絶対に使いたい、手段を目的化したい、という人は自作すればいいです。ただし、組み立てたパソコンが動かなかったりしたら、それは自分のせいになります。パーツが不良品だと感じても、どのパーツが不良か自分で探さなきゃなりません。全部のパーツを同じ店で購入していれば、有料か無料かは店によるかもしれませんが、購入店で調べてもらえるかもしれません。しかし、基本的にat your own RISK。

価格帯ですが、だいたい規格品BTOと同程度です。中古パーツや激安パーツ、すでに所有しているパーツを流用して超安価に仕上げたり、逆に店に置いても売れないような「何に使うの?」レベルな超高価パソコンを組み立てることもできます。好きにしてください。

ここでは自作について詳細に記述することはしません。手間と分量がここまでの数倍になりそうなので…。簡単な、アレとコレの違い程度に留めておきます。

CPUは、IntelかAMDか

2008年6月現在、CPUに2万円以上を出せるのなら Intel の Core2Duo がお勧めです。1万円なら AMD の Athlon X2 が良いです。選択について価格と性能以外の要素がある場合は、好きな方にすればよいでしょう。

ATX か、MicroATX か

置き場所さえ確保できるならば、ATX が良いです。あらゆる面で MicroATX より有利で、かつ上位互換です。負けてるのはコンパクトさと、マザーボードの値段くらいです( MicroATX の方が安価な傾向)。

逆に、置き場所に制限がある、少しでも安価に済ませたい、という場合は MicroATX がお勧めとなります。

※「後からパーツを追加したり交換したり」と書きましたが、正確には「互換性があって規格の合う(かつ相性問題…なぜか特定の組み合わせで動作しないこと…のなさげな)パーツを~」です。何でも買ってくれば都合よくくっつく訳じゃありません。よく分からなければネットで事前調査した上で、買ったパソコンの説明書か何かを店に持っていき、欲しいパーツが付けられるかどうかを店員に聞きましょう。でも相性まではたいてい答えてくれませんので(本当に分からない場合もあるし、そこまで責任とれない)、2ch や google で成功してる人や失敗してる人を探しましょう。

ここまであげられたパソコンの販売形態について一般的な特徴は以下の通りです。もちろん例外もありますが、だいたいこの通りです。

  • カスタマイズ度 : 自作 > 規格品BTO >独自規格BTO >メーカ製
  • (同等性能で)価格が高い : メーカ製 > 規格品BTO >= 自作 > 独自規格BTO
  • サポートの良さ : メーカ製 > 独自規格BTO > 規格品BTO > 自作

まとめます。

  1. Windows か Macintosh か決める
  2. デスクトップか、ノートか決める
  3. 自作か、他作か、他作ならどの他作か決める

ここまできて、ようやく「どの店のどれを買うか」というところへの足がかりができました。もういい加減長すぎて疲れてきたので、次回はスペックの見るべき点、例えば「このパソコン、メモリ512MBって書いてあるけど、これでいいのか悪いのか分からない」というあたりを…やるのかやらないのか…。

ふろく

どんなもんか見てみるための目安ってことで、掲載基準がすごく適当です(今思いついた名前)。いっぱいあるから面倒くさい。ですので、もっと知りたければ google で聞いてください。

コメント:2

おかだ 08-06-20 (金) 19:34

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