- 2006-12-18 (月) 17:03
- 世間話
「生きろ 生きろ 生きろ。強くあれ。自殺なんかするな」
彼のメッセージは正しいし、彼を批判するつもりは全くありません。と前置きします。
ロナウジーニョが言ってると思うと嫌味がなくて、かっこいい言葉です。でも少しだけムカッとしました。
世の中には、何を努力しても、どうやっても、決して強くあれない絶対的な弱者が絶対的にいます。軽いところでは嫌な事にNoと言えない人だったり、どんなに努力しても勉強ができなかったり、友達がいないと不安で不安で必死に友達を求めるけれど自身には何の魅力もないから、媚びて媚びて馬鹿にされ財布にされながらも、皆と一緒にいたい人もいます。誰かに相談するとか、辞めちゃうとか、そういう選択肢を取ることが怖くて自殺してしまう人もいます。いくら努力しても、認定されるような障害がなくても、頭は悪いし顔は悪いし運動神経は悪いし人付き合いも下手糞で、社会で必要とされる技能を何一つ人並みに習得できない人もいます。よく、本当に努力が足りない人達と一緒くたに「努力が足りない」と評されるような人です。
そんな人にとって、「強くあれ」というのは残酷な言葉です。裏を返せば、強くなければ生きられないということをハッキリ突きつけてしまっているのですから、死ねと言われるのと同じです。弱者はより深く絶望するだけです。これで勇気付けられるような人は精神的強者、やる気や負けん気も才能の一種です。本当に今まで努力が足りなかっただけです。さっさと働いて、自分で何かを掴み取ってください。
しかし、この世界は本来は強くなければ生きられない、社会の足を引っ張る役立たずは生きられないはずだったのに、現代社会は多少居心地が悪くとも弱者に生きるスペースを分けてくれます。銀英伝の銀河帝国みたく、即効処分されないだけでも、ありがたい時代だと本当に思います。
だったら何て言えってんだ、と言われても困ります。だって「強くなれ、生きろ」が正解なんだもんなあ。どうすりゃいいんだろう。
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- NIGHT-D 06-12-18 (月) 22:02