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ルール7 〆切時刻変更

導入から15年が過ぎましたが、とりあえず、

という予想が大ハズレだったことをお詫びします。すいませんでした!

んが、「スーパー選手はもう出ない」予想が外れたということは、ルール7が私の想像とは違う方向に行っているということであり、おそらくそれはゲームバランス的に非常によろしくないのではないかと思います。というあたりが枕で。

なぜ〆切時刻が変更されたか

366オフ、ルール7の締切時刻が変更されました。

次年度より、ルール7の〆切時刻が、月曜朝6時~翌火曜朝6時の間のランダムな時刻に変更されます。

理由は2つ考えられます。

  • 張り付き有利の改善
  • サーバ負荷の分散

つっても、99.9%前者だと思います。

旧締切は、月曜23時から25時の間にランダムで締め切られる、ということでした。2時間です。しかも、普通の人はお勤めも学校もない時間。ある程度RBOに首ったけで張り付ける環境なら普通は張り付きます。ハイ、「張り付きは有利」という前提で話を進めていますが、いったい張り付きはどうして有利なんでしょうね?

資金の振り替えが容易

張り付いていれば、落札を断念した分の資金を競る気のある方に回せます。貼り付けなければ、その分は遊兵ならぬ遊ポイントと化してしまいます。金銭的に損するわけではありませんが、仮に資金500で2人に250ずつ入れといた選手が両方とも260で落札されてしまった場合、片方あきらめて片方に300できたのにーとか、そういう意味での機会損失は生じます。

拘束されるポイントを減らせる

張り付いていれば、誰かが自分の入札額を上回った場合に即対応できます。張り付いていない場合、「こいつはMAX300まで出せるな」と思ったら300がそこで拘束されます。100で落札できようが290で落札できようが拘束は300です。張り付いていれば、こいつには100だけ入れといて、応札があったら対応、なければ放置して他の選手を物色するということもできます。上記の「資金の振り替え」の応用ですね。これも金銭的に得をするわけではありませんが、機会は得します。

とまあ、こんなところが有利な点です。では、なぜ張り付き有利が改善されねばならないのでしょうか? それは、機会不平等だからだと思います。

機会不平等

RBOで選手を獲得する手段は5つあります。ドラフト、外人、ドラフト外、社交場(トレード)、ルール7。

ドラフト

限りなく平等に近いです。指名順で有利不利はありますが、これは「1ゲームの結果」として与えられるものなので、直接的にはオーナー個々の外的要因(生活時間やサイトのチェック頻度)に左右されません。下位や上位より中位が不利と言われますが、永遠に抜け出せないほどの不平等とは思えないので、許容範囲ではないかと思います。理想的には下位が最も有利、段階的に有利度が下がって上位が最も不利な完全ウェーバーがベターだと思いますが、ゲーム的な面白さは優先権ウェーバーが上回っていると思います。

外人

完璧に平等です。全員が同じサイコロを振れます。出目の偏りを不平等と言うならば、それは結果平等の考え方をしているからです。ここでは機会が平等か不平等かの話です。例えるならば、徒競走でゴールが全員一緒なのが結果平等、スタートラインが全員一緒なのが機会平等と言えるでしょうか。RBOはゲームなので、結果平等は意味ないですね。

ドラフト外

機会不平等です。ドラフト結果が発表される時間はほぼ一定範囲に固まっている上に早い者勝ちという特性を持っているので、その時間に余暇のある人が有利になります。無料即決のルール7。

社交場(トレード)

機会不平等です。実力以外では、人脈や余暇の多寡に大きく左右されます。しかし、人脈は得ようと思えば得られるものなので、社交場に出入りできる時間の量の違い(または他オーナーと会話する時間の多寡)が機会平等不平等に関係あるといえます。

ルール7(旧締切)

機会不平等です。締切時間が23時~25時と決まっているので、この時間帯に貼り付ける人が優位を得ます。優位の内容は前述。実弾の多寡については別の話になってくるので、またの機会に。

〆切時刻範囲が広がると?

以上を踏まえた上で、締切時刻範囲が広がるとどうなるでしょうか? その前に、少し別の見方をしてみます。仮に、締切時刻範囲が最大になったとしましょう。月曜23時からログインが不可になるまで。これなら機会平等でしょうか? 正確には平等ではありません。その間ずっと貼り付ける人が有利です。それはたぶん無理ですが、それでもより多くの時間を割ける人が有利なことに変わりはありません。逆に、時間のない人はますます不利になりかねません。なぜなら、「締切時刻まであと○時間なら誰と誰はたぶん来ない」といったアタリすらつけられなくなるからです。まさに寄る辺なし。

これは1つの考え方にすぎないので、もし締切範囲無限が平等に近いということであれば、「締切は○曜○時ジャスト」と「○曜○時からログイン不可まで」の間に良い落としどころを見つけることができるでしょう。

で、今回設定されたのは「月曜6時~火曜6時の間」です。範囲が2時間から24時間に広がりました。これにより、下記の効果が見込めるはずです。

  • 張り付き難易度アップ→張り付きを諦めざるをえない→張り付き可能人数の減少

それでもやる人は極力張り付くかもしれません。うまくやれば7~8割は張り付けるかもしれませんし、そうでなくても時間のある時は常時チェック状態をとることだってできなくはありません。隔週で1日だけ完徹や、休日を月火にずらすなど、決して不可能ではないでしょう。そこまでやるなら天晴れかもしれませんが、三国志NETを忘れてはいけません…。

よって、この改正による変化は、張り付きという行為のハードルが多少上がったことです。現行のシステムを続ける限り張り付き(すれば)有利はなくならないので、ベターな改正であると思います。

しかしながら、時間のある人、または捻り出せる意思のある人については、面倒になっただけで、全くいいことありません。小手先の変化が加わったところで、本質が変わらなければやることは一緒です。ルール7依存度の高いオーナーにとっては、手間のかかることが増えただけだと思います。

ルール7は強すぎる

ここで話は冒頭の「スーパー選手はもう出ない」とした予想がハズレたことに戻ります。なぜこういう予想をしたかというと、あまり強い選手が流れ込むようになると、悪影響が大きいからです。悪影響とは、ドラフトの価値低下、ポイントの重要度上昇、ドラフト出身者の成長阻害の3つです。

ドラフトの価値低下

選手に6つのランクがあるとします。

  1. ゴミカスクズ
  2. 伸びれば使える
  3. 準レギュラー
  4. レギュラークラス
  5. エースで四番
  6. 神ゴッド

このうち、ドラフトで獲得できるのは下から3つ目の準レギュラーまでがメインで、それ以上は滅多に獲得できません。一方ルール7では、200や300でレギュラークラスが獲得できます。200以下や最低価格の100強でも準レギュラー程度は入手できます。

現在、普通のチームは年間200ポイント強の収入があると思われます(従来の100程度+優勝予想で100程度)。大会等をやるチームはさらに+100程度の安定収入が見込めます。仮にポイントをルール7以外で使用しない場合、これだけの稼ぎがあれば年間にルール7で1~2名のレギュラークラス前後の選手を入団させることができます。この場合、ドラフト選手は1名か、多くとも2名とれれば充分です。というか、枠が足りなくなるので要りません。選手枠が限られているので、ルール7をとるということは、ドラフトは獲れなくなるということです。しかし、安定収入の範囲内でルール7を獲得できるので、ドラフトで獲れなくても困ることはありません。

つまり、ほぼルール7のみで選手を得られる収入があるチームの場合、ドラフトはいらないんです。弱いから。

ポイントの重要度上昇

以前、収入格差をチラッと話題にした覚えがあります。これは優勝予想のポイント化で多少は緩和されたはずですし(収入が100の人と400の人に100ずつゲタを履かせれば格差は小さくなる)、ポイントの使い道が旧来どおりであれば有効に機能したでしょう。しかし、今はどのポイントの利用法よりも高効率なルール7が存在します。所得格差が200もあれば、有力な選手1人弱/年の差です。この差を埋めるのは容易ではないでしょう。

ドラフト出身者の成長阻害

RBOツールの内部を詳細に知っているわけではないので半分くらいカンですが、伸びません。ルール7で入ってくる選手が全体のレベルを押し上げるので、成長の邪魔をしているのではないでしょうか。

などと理屈を述べるまでもなく、社交場を見れば分かります。ドラフト権はかつての半分以下の値で取引されています。ルール7の最安値よりドラフト権の方が安いんです。いかにルール7が強力であるかを示す好例でしょう。

ルール7がなければ勝てない

上で述べましたが、ドラフト外や社交場もルール7と同じく機会不平等な要素です。しかし、これらに対する批判はほぼ聞きません。なぜでしょうか。おそらく、効果が小さいからです。社交場やドラフト外は、なくても勝てます。しかし、ルール7なしで勝つのは、現状では難しいと言わざるを得ません。

ルール7不参加で強い球団を探しましたが、鳴門くらいしか該当しません。ここは好き好んで参加していない上に選手の好みが偏っているので、ある意味スキマ産業的な勝ち方ができている特殊例です。もっとも、強い球団であれば何をすれば有利か分かっているので、ルール7に参加しないはずがないでしょう。

結構強い方のオーナーである私としては、ルール7を積極的に利用しているとは言えませんが、今までの感触からしてルール7なしでは優勝数が半減すると思います。いわゆる3強クラスになれば相手次第の面はあると思いますが、網走クラスでは相当厳しいでしょう。それ以下がルール7を利用しないのは自殺行為に近く、社交場やトレーニングや宇宙でポイント使ったら負けだと思ってほぼ間違いないと思います。

そして、ルール7で勝ち抜くには張り付きに代表される「手間」、リアル時間というコストが必要です。これのない人は著しく不利であると言えます。多少の不利は仕方ないですが、一定のセンスがあっても逆転不能な差がつくほどの不利であれば、これを見過ごすのはゲームとして面白くないと思います。ルール7(金&時間)さえあれば勝てる状態というのは美しくない。

今後、ルール7の有利さが浸透していくにつれて、従来はトレや宇宙に回されていた分のポイントがどんどんルール7に投入されていき、相場が上昇していくと思います。そうなれば時間よりも弾の多い球団が有利になるはずです。そこでルール7に特化するチームとトレ宇宙に特化するチームに棲み分けができるバランスなら面白そうなのですが、現状ではルール7が強すぎるため、ルール7側が一方的な勝ち組となるような気がします。

解決案

今回の改良は、「北風と太陽」で言えば「北風」に相当すると思います。「張り付き有利」を改善するため「張り付きをする」ことを難しくしています。私はそれよりも「張り付きたくなくなる」改良が望ましいと思います。

具体的には、ルール7の価値低下。IBF出身選手の能力低下です。現状、ドラフト選手と比較して高能力すぎます。

もちろん、製作者にかかる負担は締切範囲変更の方が格段に軽いことは承知しています。

ボツ案

  • 各チームの所持金を非公表にすれば? → RBOツールマニアとして嫌だ
  • 即決価格を決めたら? → ますます金持ち有利
  • 最低価格を上げたら? → 貧乏人は死ねってか!
  • (選手毎に)入札回数制限かけたら? → 改良が面倒くさそう
  • 役所みたいな一発入札にすれば? → 面白くない!
  • IBF選手に金属バット補正の復活を! → 投手が強くなっちゃうじゃん

RBOの面白さの基本は「ドラフト」「登録」これだけで遊べるところにあると思っています。ちょっと忙しいからって辞める必要はない、生命維持モードなら手間をほとんどかけずに続けられ、気が向いたら本気モードで手間暇かけられる、というところが気に入っています。また、頻繁にアップデートされるところも魅力の1つです。周りの機構を見渡してみてください。私にはほとんどの機構で水の流れが止まっているように見えます。私はMLBとNBPBもやっていますが、そっちでは考察を書いたことがありませんし、ツールも作ったことありません。

ですから、ルール7はまだまだバランスが悪いと思いますが、常に改良され続ける以上は、いつかいい感じになるでしょう。なんつっても導入からまだ15年ですし。

コメント:2

那珂川 07-10-03 (水) 18:54

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