- 2012-05-29 (火) 4:14
- 同人活動
東方Projectの同人誌即売会にサークル参加しました。
当日のタイムライン
- 7:30
- 出発。
- 8:40
- 自スペース着。お誕生日席の端っこ。何気に便利な位置だ。それにしても、なんだこのチラシの量は…。
- 8:50
- チラシ片付けて、ようやく座れた。4〜5センチはあるぞ。
- 〜
- 本の仕様が3日前と比べて大幅に変更されていたので、原価計算しなおして値段を800円→700円に変更(決まらないと見本が提出できない)。巡回しているスタッフに声かけて、頒布物シールを貼った見本誌を提出する。問題なく通過。スクリーンショット使いまくりだから、実は少し懸念してた。
- 9:10
- 製本(綴じ作業)開始。ルーズリーフ状に穿孔したページをリングに通していく。穿孔ミスを2冊に発見。1冊は1ページ、もう1冊は2ページ。それぞれ違うページだったので、ミスったページを集めて見本誌にする。ついでにリングも1つ長さをミスって切断したので、見本誌用に。
- 10:10
- 製本完了。たった10冊に1時間もかかるなんて…。ページ番号振ってないから確認に手間取っ、てない。自分の作った本だから、チラ見で順番くらい分かる。順番通りに並べるのに手間取っただけ。
- 〜
- ディスプレイ。見本誌は書見台に表紙と裏表紙が見えるように載せる(本を伏せたイメージ)。お品書きPOPは赤画用紙にポスカで書いてブックエンドに貼りつけ、立てる。サークルスペース表示はノート破ってスペース番号を書き、△にして机の角に置く。どれをやるにも養生テープ最強。つーか自分のスペースって写真撮ってよかったの?いいんなら撮っておけばよかったなあ。でも撮ってないので、適当に再現してみた。字は丁寧に書いてもこの程度だ…。
- 10:30
- 開会。2つ隣のサークルに行列が形成される。サークル側は2人しかおらず、売るのに手一杯で列整理ができない。スタッフが最後尾札はあるかなど声をかけてくるが、行列を想定した用意はなかった様子。列が1つ隣のサークル(私の隣)の正面を度々浸食するたびにスタッフが飛んでくる。いろいろ準備が無い割に在庫は豊富なので(閉会まで売り切れてなかった)、分かってて準備してないんだな、と思われるだろう。
- 11:00
- 1冊目が売れる。あらためて、買う人いるんだな…。この時間で、変わり者がたまたま通りがかって目について買うという可能性は高くないだろうから、これは完売もあると思った。
- 〜
- チラ見、じっくり見、ほぼ全部読みといろいろだが、立ち読みせずに買う人がいて心配になる。が、よくよく考えれば自分も読まずに買う側だ。表紙が無地・スペースに本と値札しか置いてない・事前情報も皆無・ついでに無人、だとしたら無理だけど。情報量に応じて、だいたいどんな奴が書いたかアタリつくでしょ。全部本人がやってるのじゃないと分からないけど。本人以外だと、どうしても濃い部分が薄まったり、薄い部分が濃くなったりするじゃない。理由など無くても人に頼むことが悪いってんじゃないけど、自分はやりたくない。
- 11:30
- 「未知の花 魅知の旅」完売。買いたかったが、つくづく縁がない。去年の例大祭では会場着が数分遅れて買えなかったんだ。
- 11:40
- 9冊完売。1冊は見本誌なので売れない(本当は穿孔ミスってるから)。が、午前中に売り切れることは現実的な想定としてはいなかったので、残り時間は見本を展示しとこうと思って「完売したので立ち読みで済ませるチャンス」のPOP追加。売れ行きから考えて、たぶんまだ人が来るだろうと。
- 〜
- 明らかに巡回ルートに入れて来た人が何人か来る。そうだよな、自分ならここは後回しにするな、うん…部数少なくてスマンカッタ。
- 12:10
- ときおり立ち読みしてくれる人は来るものの、基本やることないのでサークルチェックを始める。今回の例大祭は自分の本を作るのでイッパイイッパイで、全くチェックしていない。
- 12:50
- 荷物まとめて離席。張り紙はした。書見台と見本誌は片付けた。
- 13:20
- もどり。あまり遠出できない制約はあったが、8冊くらい買ってきた。再び売り物のない店を広げる。立ち読みで最大3人並んだwなんぞwwwいや、嬉しいね。
- 〜
- ねむい。すっげえウトウトしてる。たぶん20分くらい寝てた時間がある。
- 15:00〜
- まだ立ち読みしに来てくれる人がいる。島を虱潰しにしてるのだろうか。眠くてよく覚えてない。
- 15:45
- 閉会。合唱。ワロタ。ねむい。
- 16:00
- 撤収。ねむい
- 17:20
- 帰宅。ねむい。
結局、欲しい本(全くサークルチェックしてないので、どれが欲しいのか分からないが)はほとんど買えなかったし、知った人のところにも行けなかった。今回は本を作るという一点で全てのリソースを使い果たしたが、次回は移動・買い物も考えて準備したい。
出した本
「東方Project必勝攻略本シリーズ06 東方紅魔郷Lunatic」。A5サイズのフルカラー64ページ700円で販売しました。以下サンプル。画像に大きい画像へのリンクはってあります。
- どこかで見たような表紙(色鉛筆をクーピーと用途を間違えて描いたようなもの…背景紅に題字紅はねーよな…)と裏表紙(本来は1ページ目)。2ヶ月かかったのは私です…。
- 内容。ほぼ全ページこんな感じです。全体的に紅いからマゼンタの消耗が激しい。
- 予定表。左は私の予定表。右は、いわゆる「キミが作り上げる」予定表。穿孔のスペース分だけ余白空けるの忘れてます…。
他、改訂があった場合に無料でページ差し替えができるアップデート券(権)が付属しています。
価格について
材料費は下記の通り。そういう話はあまりしないのは知ってる。
- 通常ページ:64ページ32枚で計576円…1ページあたり、紙1円(1枚2円)・トナー8円(プリンタのメーカー公式を鵜呑みにして計算)。
- 表紙・裏表紙:2枚で計23.2円…1ページあたり、半光沢紙7.2円、トナー8円。
- 綴じリング:1個84円。
- B5サイズの封筒:8.4円(リング綴じは他の同人誌を傷つける恐れがあるので、カバー代わりと他誌とのサイズ揃え)。
合計691.6円。だから700円で頒布。当初は72〜74ページを予定していたので、800円のつもりでした。
別に材料費にこだわっているわけではなく、初同人誌・ニッチ・技術力低い、という本が、例えば1000円で売れるのかって考えたら売れないでしょう。自分が他人なら買わない。だから最低価格しました。今後、自分なら◯◯円でも買うね!と思える本ができたら、出来に見合った値段をつけます。
じゃあなんで100円じゃないのって、自分の中での価値(すっげー高い)と客観的な価値(低い。100円)に折り合いのつく値が材料費なんだよ。
反省会
- 情報提供不足
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事前に何も発表しなかった。例大祭公式からのアクセスがちらほらとあったので、1週間前くらいに告知をすべきだったのだが…しなかった理由は3つ。
- 発行できるのか?当日まで印刷してたくらいなので。作ってない本の告知はできない。
- 発行できるのか?スクリーンショット満載なので、当日止められる可能性も考慮していた。ガイドラインはもちろん熟読して、自分では問題ないと判断していたが。
- マジで欲しい人に売りたい。小部数になるので、本そのものに興味がある人にだけ売りたかった。
しかし、それでも告知はした方が良かったな。1番の理由は、ちょっと無責任だ。
- 部数不足
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購入者と立ち読み者の合計は、たぶん40人くらい。女性も数名いたのは意外だった。遠巻きに売り切れを確認して去ってしまった人は考慮に入れないとしても、20〜30部ならほぼ完売になるのではないか。しかし、見通しの良いお誕生日席だったことを考慮すると、サークル申込時に記載した20部程度が適当ではないかと思う。
しかし、10部の印刷でも半日かかっている現状、多少は慣れるとはいえ、さらに部数を増やすには両面印刷ユニット(しかもA4用紙しか印刷できないやつ)の購入がほぼ必須。袋綴じ(同人誌的な意味で)は、「袋綴じの本」という欠点以外の全ての問題が解決するが、その欠点のためにやりたくない。
要は、印刷に時間が取れればいいのだが。A4用紙のまま両面印刷までやって最後に裁断、うまくいけば速いけど、印刷前のWordファイルでページをトリッキーな配置にするのを超ミスしそうで嫌なのよね。
- ディスプレイ
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布は敷かないにしても、幕板的な何かは必要だった。殺風景なのは、むしろ良い効果だと思うが。POPはもう少し目立つものを作ったほうが良かった。その場で書いたから性能不足。
そういうのやったことない人間が、やったことある人間並のクオリティを出すには、漫画チックな天賦の才か、周到な事前の準備が絶対に必要だろう。未経験だと、気は付いてるし時間も足りているはずなのに、時間配分が回らない。
- 無愛想
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これはどうなんだろう…。立ち読みして!むしろ立ち読みだけして!という立場を取っているので、仮に自分が立ち読みする側だとして、「この人は買ってくれるのかな?」とワクテカした目でガン見されたり、「この人も東方好きなんだ!」と話しかけられたりするのは、ウザいでしょう。自分なら、自分から話しかけるまで無視しててくれる方が嬉しい。「どうぞお手にとって」とか言われたら、相手は悪くないけど、即買うか帰るかしたくなるもの。だから、基本的に客(便宜上客と言うよ)を無視してiPhoneいじってた。だから長時間立ち読みしてくれる人が何人もいたんだと思ってる。
もちろん内心はwktkしてましたよ!ニヤニヤを抑える薬があったら飲みたいよ!初参加で本が売れて、売れなくても見てもらえるだけで嬉しくないわけ無いだろ。
客の居心地を良くするためにやってるので、これからも客は極力無視したい。でも演技は2割くらいで、8割が地です。もちろんね、話しかけられたら、その人の方を向いてマトモに受け答えはしてますよ。座ったままお金のやりとりはしないですよ。
客観的にはどう見えたか知らんけど、「ん!」とか「あ!」とか、そういうなかなか潰れないラーメン屋みたいな不愉快な無愛想はしていない、つもり。
- Word
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文章だけ、あるいは画像がアクセント程度ではない場合、同人誌をWordで作るべきではない。とにかくやりづらい。何か別のソフトがないと、時間ばかりかかって単調なレイアウトの本しか作れない。
- 印刷した紙が丸まる!そして歪む
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理由はいくつか分かっている。
- A4をA5に裁断したため、縦目と横目が入れ替わった。
- レーザープリンタだから。
- 紙が厚手(連量110.0kg。薄いと裏写りしてしまうのと、ファミコン時代の攻略本を参考にした)。
このうち、(1)の半分くらいは何とかなる。裁断を印刷後にすればいい。今回は製本の手順を、A4用紙を裁断機でA5にカット→印刷→穿孔→綴じるとした。順序を逆にできないもの以外は、その時点でミスってもダメージが小さい順。だから印刷より裁断を先にした。
紙を1段階薄い、連量90.0kg程度として(3)の軽減も考慮する。しかしA5の紙ってあんまり選択肢が無いっぽくて…。
- 次回以降(作品)
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妖々夢のLunaticクリアが安定すれば妖々夢だが、紅魔郷が10部しか出ていないこと、今回の本を増刷するのはあまり得策とは思えない(微修正の範囲に収まらない不備が色々とあることが分かっている)ことから、紅魔郷のリメイクになると思う。
Extraは出さないのかという問いが数件あったので、リメイクした上で時間があれば。
でもExtraだけでも相当なページ数になるよね。紅魔郷Lunaticと同じ基準で作ると、道中前半2〜3ページ、パチュリー2、道中後半2〜3、フランドールの弾幕が18種だから、6〜18、間をとって12、表紙・裏表紙・ステージ扉・端書・奥付・予定表2ページ、その他1ページで28〜30ページ。材料費だけで400円くらいか。題材的にはLunaticのはちょっと…って人でも買えていいかもしれないし、価格的にも、安い品と高い品の2種類を置けるのは店としては良いし。高い品だけだと覗くことすら躊躇われませんか。
- 次回以降(即売会)
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コミックマーケット82には申し込んでいます。当落が分かるのは6月1日。他の即売会に参加することについては、それ以降に考えます。
しかし、このニッチな本の需要があるような即売会って何だろうな。
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コメント:6
- NkgwKznt 12-05-29 (火) 9:51
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