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RBO所得倍増計画2・差は3倍!

大変お待たせした割にはちょっとあれですが、前回の続きです。全球団の稼ぎを調べました。脱税するごはいねが。

341-350年度について全ての球団の収入を推定しました。条件は以下の通りです。

  • 登録用紙提出ポイント : 全チーム登録ミス・遅延なしの前提で計算。優勝の有無・保有選手数は実際の値を使用しました(*_League.txt、*_teamdataBas.txtより)。
  • 本拠地ポイント : RBO特殊業務規則 3.地区(2007年02月17日時点)2005年の都道府県の人口一覧(Wikipedia)より推定。ほぼ実際の支給額と相違ないと思います。
  • チーム間でのポイントのやり取り : 無から生み出されるポイントではないので、除外しました。
  • 登録ミス・遅延分のマイナス : 社会問題ではなく本人の責任なので、計算から除外しました。「満額もらえたら」の額となります。

項目名説明

  • 総当り : 341-350の総当り順位(復路のみ)。強さの指標。
  • 優勝 : 341-350の優勝回数。
  • 基本給 : 登録用紙提出ポイントのこと。1球団の年平均は約82.2ポイント。支給されるポイント総額の58.6%を占める。
  • 本拠地 : 本拠地ポイントのこと。1球団の年平均は約21.6ポイント。支給総額の15.4%。
  • 賞金 : 大会で稼いだポイント(主催以外)のこと。1球団の年平均は約25.9ポイント。支給総額の18.5%。
  • 主催 : 大会主催ポイントのこと。支給総額の4.9%。
  • ドラ担 : ドラフト担当ポイントのこと。支給総額の2.4%。

収入合計 上位10球団と下位10球団

沖ノ鳥島の本拠地が直轄地(0ポイント)ではなく東京都(125ポイント)扱いであったとのことですので、下記のテーブルとcsvファイルを訂正しました。

東京都の他チームの本拠地ポイントには影響ありませんでした。

これにより、沖ノ鳥島はランキング92位になりました。

グラフ画像は大意に変化ないのでそのままです。

他、細部の数値や表現を微訂正しています。

全球団分を掲載すると巨大な表になってしまい閲覧性が激しく悪いので、表の下にcsvファイルを置いておきます。遊びたい人は表計算ソフトで読み込んでみてください。

Noチーム名合計総当り優勝基本給本拠地賞金主催ドラ担偏差値基本給R本拠地R賞金R
1ロッソネロぷらねっと331617565145066515500100.9108111
2博多フレアーズ3166594913501925040096.911981
3船橋レッドギャンブラー2925153720180525110040090.51005614
4千歳キングサーモンズ2273266181701165320073.2111732
5松江姫屋チーターズ219994092927001000071.22128116
6山科オルカズ1964830874160160770065.0467665
7多摩クリティカルヒッツ1925204700160435630063.91027623
8甲山ブルースターズ191637586210550570063.71154513
9BCコスタデルソル18702427453407850062.591106
10熱海ホットスパーズ18192937292208700061.196414
Noチーム名合計総当り優勝基本給本拠地賞金主催ドラ担偏差値基本給R本拠地R賞金R
111スクリプト青汁1081970876140650041.54511390
112中振コンデール1080481795240450041.5843095
113津マリオネット10771040892160250041.43276102
114桜華フロンティア1077530877160400041.4437697
115熊本Carpodacus1072970872160400041.3507697
116北福島ピーチアップル10453037651601200040.6897673
117会津クレインズ1040633790160900040.4857685
118DUスターズ10274495871602800040.11147641
119セントジョージ・みちのく102287086216000040.05676116
120宝塚黄猿歌劇団9693566592101000038.51064583

表中の偏差値は参考程度の意味ですが、50の球団で約1400ポイント、年140ポイントとなります。ちなみに偏差値50の球団は収入額ランキング4442位でした。

上位球団

予想通りACがNo1。ここでの稼ぎが350年代のAC大躍進に大きく影響しているのは間違いないでしょう。近年勝てるようになってきたため基本給はワースト12ですが、それを大会主催で鼻血が出るまで補い、大会賞金も相当稼いでいます。さらに、地味ですが本拠地ポイントも120球団で1位となっています(さいたまと同額1位)。おそらく近未来のRBOはポイントが物を言う世界になると予測し、計算しつくされたポイント稼ぎ術を実行したものと思われます。社交場でも稼いでましたし、現在の成功を見るに見事としか言いようがありません。

とはいえACのみがで抜きんでている訳ではありません。絶対的な強さで大会を荒らし回り、ドラ担収入もある博多、ACに次ぐ主催収入+ドラ担の船橋がこれに匹敵する額を稼ぎ出しています。平均収入(約1400ポイント)の2倍以上を稼ぐ球団はこの3球団だけです。

続いて大会賞金2位の千歳、主催収入3位+基本給21位の松江までが2000ポイントオーバー。主催もドラ担もないのは9位・10位のBCと熱海の2球団だけでした。範囲を20位まで広げても両方ないのは6球団しかなく、それらの球団は例外なく本拠地か賞金がベスト10内に入っています。稼ぎを意図しない場合、年200ポイント以上を稼ぎ出すのは難しいようです。

  • 120球団ポイント収入グラフ
    120球団ポイント収入グラフ

下位球団

翻って下位球団。まず目に付くのがDUと黄猿です。この2球団は「最も稼げないのは優勝しただけのチーム」にピッタリあてはまってしまっています。しかし、同様に稼げなかったはずの基本給500ポイント台で副業なしチームでも、職員sや富山は1600から1500ポイント程度の収入がありました。これは完全に大会で勝てた勝てないの差です。

なぜ成績は同等のはずなのに大会で全く勝てないのか? もしかしたら出場大会数の差もあるかもしれませんが、主原因はおそらく所属リーグが弱かったからだと思います。

所属リーグが弱いと、リーグ内では圧倒的であるもののRBO全体ではさほど強くない、ということが起こりえます。田舎の神童、都会へ出たら並の人、みたいな話です。この2チームは、優勝できる→ポイント稼げない、大会で勝てない→ポイント稼げない、という最悪のパターンにはまってしまったのです。DUは賞金を280ポイントも稼いでいるのですが、本拠地ポイントが低いので効果半減です。

実際、340年代はDUが44位で優勝9/10、黄猿が35位で優勝6/10なのに対し(やはり総当りは優勝の割に不調)、350年代に入ってからは総当りでDUが77位で優勝1/4、黄猿は102位で優勝0/4です。それだけが原因ではないでしょうが、前の10年でポイントが全く稼げなかったことが後々効いてきた、という見方もアリでしょう。

最下位は唯一の1000ポイント割れを起こした黄猿ですが、119位は意外や意外、基本給が4桁に達した3チームの一角、沖ノ鳥島でした。こちらは本拠地ポイントがゼロであることが原因です。他の基本給4桁チームは有田と肉体美ですが、本拠地で300ポイント程度の収入を得ているため、RBO平均より年10ポイント程度低いくらいの収入を得られています。基本給が4桁に達したチームは沖ノ鳥島、有田、肉体美の3つで、これらのチームはだいたいRBO平均より年10-20ポイント程度低いくらいの収入を得られています。って、あれ? 平均いかないの?

基本給では埋まらない格差

有田や肉体美の例でも分かるとおり、RBOで1、2を争うほど負けていても基本給は1000ポイントがほぼ限界です。本拠地も300あれば十分に多い方ですが、それでも合計額がRBO平均に達しません。これはいくらなんでもバランスが悪いといえるでしょう。沖ノ鳥島や有田、肉体美の例でも分かるとおり、RBOで1、2を争うほど負けていても基本給は1000ポイントがほぼ限界です。本拠地などを足しても合計がRBO平均に達しません。これはいくらなんでもバランスが悪いといえるでしょう。

仮に、弱いチームが急にやる気になって上を目指す場合を考えてみます。

354年度現在、チームを手っ取り早く強化するのに最も有効なのはポイントです。従来は、下位でいい新人を取りつつ、そいつを貸したり外人を売ったりしてポイントを貯め、ここぞというところで一気にポイントを監督指揮なりレンタルなりに投入して上位を狙う…という手法が有効でした。現在、この手は相対的に弱体化しています。なぜなら、下位でなくてもいい新人を入手できるようになったからです。

余談ですが、確かに下位は新人取得については有利です。しかし、育成については監督の寿命が上位球団より短いため、上位に比べてどうしても不利になります。**AA以上の監督を8年前後維持できる球団と、**BBくらいの監督を5年サイクルで代えなきゃならない球団では、交代時の低い能力に有望な新人が晒されてしまう時間が約2倍です。下手したら成長期に2回も監督交代が入ることになります。よって、同じクラスの選手を取るのであれば、下位よりも上位の方がより良い選手に育つ可能性は高いと言えると思います。

こうして下位球団の新人関連アドバンテージが事実上消滅してしまった現在、下克上のカギはポイントに一本化されたことになります。

ただの上位球団であれば、DUや黄猿のようにポイントが稼げず落ちてきてくれるかもしれません。大会で稼げないクラスならば、難易度はRBO全体での上位クラスと比較すればかなり低いでしょう。大会でそこそこ稼いでいる程度の球団でも、ポイント面で下位球団は全く引けをとりません。

ところが、ポイント収入上位球団は違います。あらゆる面で下位球団には付け入る隙がありません。成長は以前から勝ち目がなく、ポイント収入では当然勝てず、それならばとドラフトリストで最も優れた新人を獲ってもルール7で追いつかれてしまいます。

ちょっとでも順位が上がろうものなら、唯一五分五分の武器である優秀な新人すら獲得は難しくなります。社交場で物を売ってポイントを稼ごうにも、金持ちがお金を落とすのは富の再分配に全く寄与しないルール7であり、社交場は以前より確実に稼げなくなってきています。負け組がポイントを稼ぐ手段はあまりに限られており、負け組が現在のRBOで安定した収入を増やしたい場合、大会を主催するかドラフト担当をやる以上に優れた手段は全くありません。

基本給は格差を埋めるに至らず、弱いゆえに賞金は稼げず、社交場は不景気まっ盛り。残りは本拠地を引っ越すくらいですが、200ポイントかかるのでプラスが出るまで数年を要する上、他者の動向次第であっさり崩壊する収入源です。おまけに kyouso.com でどこが儲かるか晒されてしまいましたので、とてもアテにはできません。

よって、主催やドラ担をやらない、またはやれない場合、たとえ一時は勝てることがあったとしても、大会で相当稼げるくらいまで突き抜けないとその先が続きません。ポイント収入で現在の上位陣に太刀打ちすることは不可能であり、ポイントという側面からの下克上はありえないと思います。最大3倍強、年間200ポイント以上の格差は大きすぎです。

まとめ

  • 収入は10年で1400ポイントが平均。
  • 最高3316ポイント、最低969ポイント。
  • 稼ごうという意思がないと2000ポイント弱がリミットか。
  • 大会主催・ドラフト担当は全員が収入ランキング35位以上。
  • 基本給最強球団でも収入は平均以下(全体の半数よりは上だけど)。
  • 上位が稼ぎすぎなのか、下位が給料安すぎなのか。
  • 優勝予想は考慮してない。

提案

時代を経るに従ってポイントの用途は増え続けてきました。全体に供給されるポイント量も増加し続けていますが、ほとんどの球団に供給されるポイントは据え置きのままが続いています。

現在のこの傾向は加速こそすれ戻りはしないだろうという前提であれば、まずは基本給総額を増加させるか、基本給総額は据え置きで計算式を優勝/非優勝式から総当り順位式に変えるのがいいと思います。確かこの計算でポイントが入るようになったのは総当り制施行前だったような気がします。リーグ内の勝利が次の勝利につながるカンファレンス制での優勝/非優勝で金額が変わる方式はベターだったと思いますが、総当りで勝てないと有利なポジションを得られない現在のシステムには合わないと思います。

基本的にRBOは自分から動く者に対して手厚い方針が採られる傾向にあります(強者に利するという見方もありますが、勝ちたくて動く奴はゲームもうまくなるでしょう)。弱者を過保護しないのは良いと思いますが、あんまりしなさすぎてもゲームとして面白みに欠けてくると思います。ゲームは相手が強すぎても弱すぎても面白くなく、いずれ両方とも飽きてしまうでしょう。今回のルール7導入に伴ってクローズアップされたポイントについては、弱者救済ではなくゲームの面白さを維持するという点から多少なりとも手を入れる必要を感じます。

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こざぴ~ 07-04-18 (水) 16:05

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