WILLCOM FORUM & EXPO 2007

くまふぉん

今回のイチオシは間違いなくこれ。

右手をギューッと握れば、お母さん宛に発信。

左手をギューッと握れば、お父さん宛に発信。

着信は耳がブルブル、鼻を押すと受話できる“くま型”SIM STYLE。

低電磁波で安全、位置情報検索で安心。

いつでも、どこでも一緒にくまふぉん。

これすげえよ! 製品化されたら絶対欲しい。使わないけど。

しかし中身が怖い。

compact-shell

女性の手のひらにもすっぽり収まるコンパクトなシェル型端末。

ハイブランドのジュエリーを意識した高級感溢れる仕上がり。

昔の漫画で見たような見た目です。実物は写真よりかなりちっちゃく見える。

music headphone

右側のイヤーパットは「ミュージック」の操作系を、左側のイヤーパットには「ケータイ」の操作系を集約。

音楽のストリーミングやラジオをPHSならではの高音質で楽しめる、音楽のある生活をエンジョイする人たちのためのSIM STYLE。

よくみると赤耳 (W-SIM) がささってます。これのPHSは電話じゃなくてデータ通信用途ですね。しかし重量と操作が気になる。ストリーミングといっても、検索→ダウンロード→再生をどうやって操作するんだろう? 画面ないし。機動戦艦ナデシコばりのウィンドウが空中に描画される技術希望。

W-ZERO3 future edition

W-ZERO3のフューチャーエディション。

2軸ヒンジ・ワンセグ・5Mピクセルのカメラを搭載。

2枚のW-SIMによる高速化とマルチファンクションの実行など機能強化に加え、高級感漂う外装に身を包んだ、モバイルコンピューティングをさらに進化させるSIM STYLE。

ドラえもんに出てきた、すげえ高い未来のおかしの箱みたいなデザインで趣味悪いと思う。

それを除けば、かなり小さいし全部入りだしで、結構すごい。しかしいらないなあ…。W-SIM2枚って自作自演用くらいしか用途が思い浮かばない、というのは冗談としても、2回線契約しなきゃ使えないじゃないか!

hard customize

最小の操作性を備えたコアユニット端末に、ユーザの志向に合わせて必要とする各種インターフェース部を簡単に組み合わせて使えるSIM STYLE。

ジャケットもモジュール化して着せ替え。SIM STYLEがマジンガーZなら、これは戦隊ものの合体ロボ、もしくはトランスフォーマーのブルーティカスですよね。5体とも持ってたんだけど、どこいったんだろう。スペリオンはエアーライダーとスカイダイブだけ買ってブルーティカスの仲間にしてた。他の奴らダサイんだもん。欲しくなってきたぞ。

話がそれました。展示では、画面とカーソルや終話ボタン等だけがついたコアユニット・ノーマルテンキー・バッテリー(大)・カメラ・GPS・指紋読取部・USBを挿すところ? しかありませんでした。ブルーティカ…じゃない、Bluetoothど～こ～?

小型化はもういいってレベルまできているので、モジュール化によるサイズの増大は全く気にならないと思いますが、やっぱ趣味かなあ。接続が本当に簡単で、設定とかいらなくて、かつ相当多くの種類を揃えられるなら面白いと思う。外見をクマにできるくらいなら欲しい。

waterproof viewer

防水ビューア。

お風呂の中でも電子書籍や映像が楽しめる防水型ビューアーのSIM STYLE。

全画面表示で、コンテンツに応じて操作キー上の表示も変更されるなど、最適なインターフェースで試聴可能。

文庫本サイズなので、屋外での持ち出しも楽々。

こんな未来がくればいいなあ系。印刷物なみの解像度が達成できるか? ちょっとくらい落としても大丈夫か? 文庫本なみの重量にできるか? 8時間持つか? というところがクリアできれば欲しい。むしろ風呂場以外でこそ利用したいんですが。

イエデン (家庭用電話)

家庭用電話機としては勿論、そのまま屋外に持ち出してケータイとしても使えるSIM STYLE。

懐かしの黒電話をモチーフとしたデザイン。

さぁ、固定電話にもSIM STYLEを。

ばっかじゃね～の? どこが黒電話だっつーの。これ、数合わせで出展されたとしか思えない。これが発売されたとして、こんなもん買うやつは既に携帯なりPHSなり持っているはずだから、屋外持ち出しはまったく意味がない。もっと黒電話チックならよかったのに。確実に今回のワーストコンセプト端末。

あんしんバー

懐中電灯・ラジオ・緊急通報装置が一体化し、1本で3役をこなすSIM STYLE。

乾電池で駆動するPHSならではの小電力が活きる、非常時のコミュニケーションツール。

普段は、非常持ち出し袋の中に常備。

これこれ、これですよ。どうせ出す気ないんだから、こういう怪作が出なくちゃ。いらないという点では上の黒電話と同じですが、面白さが違う。

プラモフォン

SIM STYLEの特徴である、“各種認定機関の認証不要”というメリットを最大限活かした、自分でケータイを組み立てられるプラモデルタイプの端末。

パーソナルカスタムも可能な大人の遊び心をくすぐるSIM STYLE。

これが一番、実現可能性が高いんじゃないかと思います。出せば絶対売れると思う。本当に出せるのか、儲かるのかは知らないけど。まさか素組み以外禁止とは言わないよね。ていうか、これが出ないとSIM STYLEの意味ないんじゃない? ってくらい期待しています。

これが出たら、何かに電話を組み込むことにはまるユーザと妙な使い方して壊すユーザが続出し、コミケでフルスクラッチのジャケットが売りに出される未来が目に浮かぶ。