- 2006-02-01 (水) 13:55
- 天文
おうし座のM45、プレアデス星団(日本では“すばる”と言われています)が、月に隠される現象のことです。2006〜2010の間は確変が入るようで、今年は6回発生します。日食や月食みたいに派手ではないので、つまらない人にはとことんつまらない地味なものですが、さそり座δ星が隠れるのに比べればかなり派手です。詳細は以下サイト。
私が小学生の頃でしたか、その頃も確変が入っていたようで、かなり頻繁にありました。
日付は忘れましたが、仮に26日としましょう。食が26日未明にある、と本に書かれていました。これは、25日深夜って意味なんですが、当時の私は「未明」の意味を理解しておらず、26日の深夜のことだろうとアタリをつけ、26日夜半から観測を始めてしまいました。当然、食は起こりません。っていうか、時間が経つにつれて月が星団から離れていくんですよ。すわ怪奇現象か、と思いました(すわ、は今とってつけた)。分からないことは知ったかぶりせず辞書引くか、大人の人に聞きましょう、というお話。
月が星団から離れていくってどういうことだ
月は毎晩50分くらいずつ昇るのが遅くなり、それにつれて新月→三日月→半月→満月→逆半月→逆三日月→新月と満ち欠ける。だいたい29日周期。これは1日ごとにパキパキと一定量ずつ欠けていくわけではなく、1分1秒ごとにちょっとずつ欠けていっている。だから、月が昇った時と沈む時の欠け具合はよく見れば違いが分か…うーん、写真ならハッキリ分かるかも。
昇る時間が遅くなるのも満ち欠けと同じことで、月は24時間かけて天を1周した後に50分待って昇るわけではなく、太陽や星々が24時間で1周するところを24時間50分で1周している。だから毎日昇るのが遅くなる。仮に太陽と月の速度が同じなら、日食が終わらなくて困る。ってかそもそも始まらない。口では分かりづらいので、下図参照。※星々は24時間よりちっと早い。
太陽と月が各位置まで到達するのにかかる時間(太陽は秋分or春分の理想太陽)
てことはつまり、星と月では星の方が回転が速い。だから、ノロノロ回っている月に追いついた星は、日本から見て月の左側からその後ろに隠れ(星の方が地球から遠いから、後ろ)、やがて右側から出てくる。星月→月→月星。
で、翌日は最初から 月 星 で、やがて 月 星 になってしょんぼり。やっぱり口だと分かりづらいので、下図参照。
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- NIGHT-D 06-02-01 (水) 15:04