Home > まんが > ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

エヴァ財布
映画公開日が2学期の終了式にかぶるから1日早く通信表を寄越せと無理を言ったりどいたりして劇場で10回以上見た時からもう10年が経ちました。まさか12年後にも1年くらいで真ん中がハゲちゃった財布を使っているとは思いもしませんでしたが、リメイクが作られるとは、そしてそれを見ることになるとはもっと思っていませんでした。

見る気なかったんですけど見る気になって、11月2日で公開が終わっちゃうっていうから慌てて見てきたんです。

昔はよかったじゃなかった

最近のアニメを見ていると、そこそこの良作は出るものの、それでも大抵は原作つきで、原作を超えたとは言いがたいものばかりでした。最後にまともに見たアニメは98年のトライガンです。最近だとアカギくらい? 他は言わずもがなというか、ほとんど見ていないので論評する資格はないのかもしれませんが、アニメ好きの私が見る気しないんだからダメです。ダメ出します。クソを買ってクソの再生産に貢献しているオタクは死ねばいい。2012年現在では、死ね→不干渉に考えが変わっている。クソを生産するのもクソを買うのもそこまで悪いとは思わない。ただ、私にはクソに見えるし、味見をしてもやっぱりクソの味がするというだけのこと

こういうときに一番気になるのは、ただの「昔はよかった」症候群ではないか? ということです。昔見た、よかった、今見た、何この駄作? ということはよくあります。ほとんどは、当人がソレにさほど興味を持たなくなったか、視野あるいは知識が広がったためにアラが見えるようになったか(銀英伝の後にタイラーが読めないなど)、アニメを見るという行為自体に価値を見出さなくなったか、いずれにせよ昔のものは善く見えるフィルターがかかっているものです。

だから、日本のアニメは「やってもできない子」になったのか! と感じつつも、単に「昔はよかった」だけなのかなあ、とも思っていました。現実はどちらでもありませんでした。私が間違ってました。やればできる子でした。ただ単に、エヴァンゲリオンを超える作品がなかったがための錯覚でした。

感想

  • このクオリティでリメイクできるなら、5年に1回くらいリメイクしてもらいたい。
  • 見ずに一生後悔するタネを増やさずに済んだ。
  • 液体、水の描写が以前にも増して素晴らしい。
  • ラミエル、やりすぎなくらいやり切ってる。パーフェクト。あの鳴き声はどっかで聞いたことあるような気がするけど思い出せない。
  • ラスト、我らのビッグ・ファイアか。
  • エンドクレジット中に帰った人なむ。なんで明るくなる前に帰るという選択肢を持てるのだろう?
  • こんなアニメを庶民TVでタダで見ようなんて虫がよすぎたってことがよくわかった。
  • 見る気がなかったことの罪は、後の3作を何があろうと全て初日に見ることで償わせていただく
  • 1800円より多く出し分だけスタッフに金がいくシステムにして欲しい。ONE OUTSのLチケットみたく。
  • 最近のアニメがCGくさいのはセンスがないだけだと確信した。
  • 昔のを見たいけど、本放送時のテープは引越しのときにカビてて泣く泣く捨てちゃったような気がする。1話目に気象速報が入ってるやつ。まだあるかな…。
  • DVD買ってくればいいんだけど、本放送・再放送・ビデオ・DVDで何かびみょ~にリメイクされてるから、びみょ~。
  • 財布は出ても買わない。

萌え

この作品でハッキリ認識できたことは、私の、いわゆる萌えポイントというものは、巨大な構造物などの物理的なシステムが動作するプロセスにあるということでした。男の子なら大なり小なり、みんな好きだと思いますけど。

今回の作品のクライマックスにあたるヤシマ作戦のシークエンス、手続きは至高でしたが、私がより萌えを感じるのはダンコとして兵装ビルです。地下から「ビルが生えてくる」描写、兵装ビルが稼動する描写、1つ1つのビルがどんな機能を持っているのか、どう動作するのか、どう破壊されるのかを細かに想像させてしまう魅力にあふれています。まさに完全無欠じゃないでしょうか。なんでそこまで凝れるのかと。

TV版だと、たとえば1話でサキエルがミサイルを受け止めるシーンがハマリポイント。1機1殺? な母機からミサイル発射→飛翔→受け止め→バナナ→?→爆発の流れと間が絶妙なんですよ。このシーンにはこの間の取り方しかないっ! っていう。「そんなバナナは現実的にありえない」とか、どうでもいいもんね。大事なのはリアルさよりリアルっぽさ、リアリティですよ。エヴァンゲリオンは、この「っぽさ」がとてつもなく優れているんです。

エヴァンゲリオンの監督が昔どっかで言ってた(パンフにも書いてあったけど)、「我々の仕事はサービス業」というのを見て、ああなるほどと思いました。リキ入れて作った作品が売れないと「観客がついてこれない」とか、あほかと。ちょっと話ズレるけど、押井守や士郎正宗に少し欲しい成分がコレ。ソレが希薄なところがいいところでもあるのでアレだけども…。

兵装ビルのシーンを見たいがためだけにでもDVD欲しい。ブルーレイで出るならドライブかプレイヤーかPS3買うよ。ついでにXBOXとアイマスかHALOも買うよ。

以上、とりとめもなく終了。しかし、今はもう10回も見る気力はないですね。さすがに年取った(=時間の価値が上がった)というのもあるかもしれないし、以前とは金銭的にも世の中の技術的にも自宅にある程度の環境を整えようと思えば整えられる分、映画館の価値が下がっているという理由もあるかもしれない。

でも、面白くなかったから10回見ないわけじゃないことだけはハッキリと言えます。今、この時にこの作品を映画館で見られたことに(略すと神…ではなく自分の気まぐれな性格に)感謝したい。

コメント:0

コメントフォーム
Remember personal info

トラックバック:0

このエントリーのトラックバックURL
http://www.kyouso.com/20071026_2172/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 from キョカラソドットコムホームページ

Home > まんが > ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

リンク
フィード
メタ情報

Return to page top