- 2012-11-20 (火) 11:48
- まんが
見てない人は読まない方が楽しいです。
リアルタイム直撃世代。ナディアは未見です。
新劇に対する温度
こんな事書いてたんだなあ…全然覚えてない。
- 2007-10-03:逆転裁判 GBA
- 2007-10-26:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
- 2008-04-25:エヴァンゲリヲン新劇場版:序 DVD
- 2009-08-09:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
当時と今では、別人に近いくらい考えてることが違うと思ってる。序DVDはまだ1度も再生してないまま。ブルーレイ環境は2011年にPS3&REGZA 37Z9000で整ったが、破ブルーレイは結局未購入。
Qに文句つけるくらいなら、ゲームやパチンコになった時点で乙ってる…ていうかTV版と旧劇場版の他は全てNGにせざるを得ないので、追いかけている時点で基本は肯定的ですが、エヴァンゲリオンは私の中では旧劇で終わっている作品なので、新劇はゲームと同じくらいの扱いで見てます。
全般的な感想
ヤマトでガンダムのように見せかける気はやっぱりないエヴァ。
エヴァ面白かった?うん、…けど…うん…というのは、とてもエヴァっぽいので、エヴァを観に行った私としては「面白かった」と同じ。「エヴァっぽい」という評価が生まれている時点で完敗なんだな…。何やっても「エヴァっぽい」で済まされるしな…。
- 序:「いつもの」を出して安心させる。
- 破:旧オタ以外の全員が満足する最高のエヴァンゲリオン(笑)を出して客寄せ。
- Q:は?ラーメン?ウチは支・那・そ・ば・屋!看板に書いてあるだろ!
破だけがオカシイのであって、序もQも「いつもの」ではある。破のせいで、Qが不意打ちに思えてしまった。
絶対にQで(シンジと客を)落とすための上げだよね…感のあった破でしたが、Qは落としたというより、「えっ、エヴァンゲリオンってこういうアニメだよ?知ってて見てたんでしょ?「上げ」とか「落とし」とか何ですかソレ…いつも通りなんですけど」そういう…なんていうの…キャラクター、いやさシンジについては。シンジ限定の評価だけど、シンジがこの作品なんだから、別にいいよね。
シンジ以外(メカとか演出とか?)は普通にエンタメしてるので、破で寄せられた客も多少は怒るが激怒まではいかず結局4作目も見るしグッズも買うんじゃない。映像は良いからパッと見は問題ないし。TV版25〜26話だって、絵がついてりゃ謎はある程度投げっぱなしでも文句は無いだろう。その逆。
いつもの→おかしい→いつもの、ということは、次作は最高のエヴァンゲリオン(笑)になってしまうのだろうか。「いつもの」がサブタイトルの「(not)」だとすると、
- 序(TV版1話〜6話相当)「YOU ARE (NOT) ALONE.」:一人だ/一人じゃない(新劇・TV)
- 破(TV版8話〜19話相当+22、23)「YOU CAN (NOT) ADVANCE.」:進める(新劇)/進めない(TV)
- Q(TV版24話相当+20、21)「YOU CAN (NOT) REDO.」:やり直せる/やり直せない(新劇・TV)
となる。Qのnotなしは、破でのQ予告を当てはめてしまえば「あの予告は何だったんだ?」というやり場のない思いが解決…しないって。
じゃあ序のnotなしって何よ?と思うが(序だけで解釈すれば、前半パート/後半パートだ)、そこまで整合性を考えても意味はないお遊びなので、後付けだからってことで納得する。
雑多な感想
- リメイク、二次創作、曖昧。リビルドとか言ってるけどさ。
- シンジと冬月の会話があったよ!まともな、個人的な会話って、今まで無かったように思う。いや、個人的と言っても21話相当の説明だけど、冬月さんはシンジ君が嫌い(どういう意味で?)じゃなかったんですか…っと、これもゲンドウ(ユイ)の差し金なんでしょうか。序からずっと、あれもこれも差し金なので、つい。
- 破のラスト→Qで落とされていく様は、ひぐらしの皆殺し編のようなカタルシスがあって、大変良かった。分かりきった落ちる先に落ちていくところが大変よい。
- ヴンダーのプラモどうするんだろう。あの螺旋状のパーツ。
- 発進シークエンスもえ。
- 外見はホワイトベースってよりナデシコに見えた。
- 波動エンジンはあっても波動砲はなかったので、次作に激しく期待してしまう。
- 加持さんどこいった。破で役割が終わったキャラクターではあったが(Qの予告に出ていたので、やることないのに死に損ねている)。でもQに出てきたら、シンジに全部説明しちゃうか。
- ネルフでシンジに支給された少し大きいあのシャツは、服の生産がもうできないことを示しているに違いない…決して精神攻撃などではなく!だがエヴァや兵器は建造できる。でもアスカのプラグスーツは生産できない(の?)。しかしその辺は、どうでもいい…とでも思わないと見てられない。ガンダムウィングの補給を気にするようなもの。
- マリは何かを匂わせるだけ匂わせるだけで、何も無いキャラクターだといいな。匂いをかぐキャラだけに。ユイの写真とか古い歌とか、特に関係ない。
- ネルフとヴィレの面々以外に誰も出てこないあたり、まさにセカイ系。実際に誰もいないだけかもしれないが。サードインパクト時にネルフ本部周辺に避難していた人々だけ形が残っていた→だいたいヴィレで働く人に。あと全滅。でもよい。
- S2機関って永久機関(?)という話でございましょう?だったらヴンダーを飛ばすついでに食料も無限に作れるんじゃね?エヴァの残骸(時々吼える。怖い)に依存して生き延びる人類…トライガンみたいなアレ。
- ミサトが大佐な理由は、一番かっこいい階級だから。シャアだってムスカだってカダフィだって大佐だ。だいたいあの誰もいない世界で誰が任命するんだよ…勝手に名乗ってるだけに決まっている。任命されたのなら、なぜ一佐と言わんのか。
- ミサトはヴンダーの艦長。では、ヴィレのトップは何者なんだ?
- 破でマリに指示を出していたのはヴィレ(の前身)なんだろうか。しかし今のところ、彼女がいなくてはならなかった場面はないし、やっぱり何も無いんじゃ…。
- 冒頭の衛星使徒?やヴンダーが振り回してたアレ。ATフィールドを出していたので、もしかしたら中にパイロット…神経だけ引き剥がしてユニット化したような感じの(ネブカドネザルの鍵っぽい)…が乗っている、もとい載っているかもしれませんね。ケンスケの夢が叶った可能性。あれみんな同級生。ダミープラグ?はいはいすいませんでした…。
- 「救いたい」シンジはうまくいくけど、「救われたい」シンジはうまくいかない。槍を抜いたあたりのシンジは、他にどうしようもなくて、皆の言う罪から逃げたくて救われたくて、ゲンドウまじ鬼畜。
- いや、「救いたい」シンジも、結果は救えずサードインパクトだったりするので…。Qは結果でなく過程なのであれば、まだ救われるのですが。
- Qの「どうしてこうなった」を回避するには。ダミープラグ→アスカ再起不能→反乱→僕はもうエヴァには乗りたくありません→初号機の居ぬ間に第10使徒→レイ死亡→うわああああ→暴走→いきなさいシンジ君!→サードインパクト…なので、参号機を自力で倒してアスカを助ければ、第10使徒は最初から初号機が相手できるから…でき…勝てんの?やっぱり力及ばずアスカかレイが死んで、うわああああ→暴走→いきなさいシンジ君!→サードインパクトだな。Airとの違いは、救えた!と思ったところだな。
- ミサトたち(ゲンドウ含む)のシンジへの対応がものすっごく奇妙に映るのは、シンジ主観に偏ってる映画をシンジ主観に偏らされた観客が見てるから。きっと他者視点なら…もっと何かこう…(シンジには認識できなかったから映さなかった)フォローがあったはず…(´;ω;`)ブワッ
- 庵野監督がどうこう、という視点は意図的に排除して作品を見ている。たとえ正解(?)から遠ざかろうとも、そういう見方は、あまり好きじゃない。
- 特撮はあまり興味もないし、見た数も多くないので、そういう部分はTV版からずっと、よく分からない。カッコイイとは思うから、それで十分だろう。
- 映像はスゲェ。適切にカットすれば娯楽映画になる。
- 「巨神兵東京に現る」は、どうやって撮ったんだろ。模型なのか?実写に模型っぽい加工を加えているのか?実写と模型を組み合わせて実写を模型ぽく見せているのか(神社の犬とか)?ぜんぜん見分けつかなくって、スゲエ。
- 分かりやすいループや螺旋は無いと思ってる(餌を撒きすぎ…だいだいどうやってるんだよ。顔がそっくりだから誰彼の子孫くらい根拠ねーぞ)。ひぐらし式でなくて、ジョジョ6部式なら、まだいいかなあ。納得いくまでエヴァ作り直します!でもいいけど(このへん、シンジとカヲルのピアノのシーンが気になりますよね)、要するに、期待を全て裏切って欲しいと思っている。
- QはQで終わってるのかもしれないな。バッドエンド。
- カシウスの槍、とやらはどこにあるのか。アダムスって、4体いたアレ(カラータイマーついてるヤツ)のことだよね。なら4本あるの?ロンギヌス2本、カシウス1本、あと1本は?ていうかたぶん意味ねーな…。
- 次作は2015年くらいだろうか。
- ほんとにQって破の続き(同じ時間軸の右側)なのかなあ。いろいろ唐突すぎて今だに納得できてない。だから、Qは序より前なのかもしれないし、次作より後なのかもしれないし、別の世界線(笑)なのかもしれないし、夢オチ…(作中で)丸々無かったことになっても良いものなんじゃないかって気も、少しはしてる。次作では、しれっと破の続きを出してくるかもしれない。
- 抵抗者の船とウネウネ使徒とネブカドネザルだけでマトリックスを連想しても無理はないですよね(マズそうな飯はちょっと違うか)。だから、滅びた世界を見せられても、シンジはともかくこっちは「これマジ?」って思っちゃうのね。だいたい、ほぼ全ての情報がシンジ向けに開示されたもので、それを鵜呑みにしろって方が無理だろう。シンジ君の脳みそが電極に繋がれて水槽に浮いてないか確認する必要があります。
- 財布は出ても買わない。
エヴァンゲリオンは、ハッタリの効いた画面に、小難しい言葉を使った謎っぽいものを散りばめて、こっちはそれを勝手にウルトラC解釈で「これには恐らくこういう意味が…」とかやってれば、いい。そういう遊びが楽しい。分かりやすかったら、それが出来ない。じゃあ謎解きはいらないのって、謎解きはウルトラC解釈の幅を狭めるので、いっそ不要とも言える(分かったことで新たな解釈も生まれるので、決して悪くはない)。東方二次創作のような話でもあるが、エヴァはシューティングゲームじゃないからな。少しは思わせぶりな新事実の発覚を…。答え合わせは別にいらない。
謎解きどころか大盛り追加なので、次作まで盛り上がれるぞーよかったなーみんな。
何があっても、何をされても、適当な理屈をこねくり回して(映像を)正当化する、適当なところで分かったつもりになって「あー面白かった」と思考停止する(消費する)。そういうエヴァ道。
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