NHK受信料は義務化した方がよい

NHK受信料は義務化した方がよい。もしも世界が理想的ならば。

ＮＨＫ受信料、義務化も　総務省、放送法改正を検討

総務省は１１日、ＮＨＫの受信料制度について、支払いを義務化する方向で検討に入った。受信料不払いが３割にも上っており、視聴者間の不公平感を是正するためで、早ければ来年の通常国会で放送法の改正案を提出する見通し。

同日開かれた竹中平蔵総務相の私的研究会「通信・放送の在り方に関する懇談会」（座長・松原聡東洋大教授）では、徴収業務の効率化で値下げできる余地があるとの意見が浮上。支払い義務化の具体策や手順などをめぐり、政府・与党内で議論が本格化しそうだ。

現行の放送法では、視聴者は、ＮＨＫと受信契約を結ばなければならないが、支払い義務は明文化されていない。同省は法改正で支払い義務を明確にすることで、不払いを減らしたい考え。未納の割合が減った場合には、受信料の値下げも視野に入れている。

ということはだ、以下のような嬉しいドミノ理論が成立するのではないか?

1. NHK受信料が義務化される
2. 国民の義務ならいっそ税金化してしまえ
3. 給与天引き、または郵便局払いになる
4. 未納者には年金同様、役所から督促が
5. アレ? 徴収員いらないじゃん
6. 徴収員の人件費分、受信料が値下げされる

いいじゃん、義務化。ムカつく徴収員を全員クビにすれば受信料半額くらいいけるんじゃねーの?

でもナントカ団体が反対して、徴収員の身分が公務員に格上げされて、その分の人件費で受信料が上がって、でも価格が半端だから切り上げして、その分が特殊法人のウンタラカンタラに流れるに決まってるんだよ!
なんだってー

さらに恐ろしいことには、金払ってるのに番組を録画し複製する権利すら渡されない一方的な徴収。この風景。こんなところに義務化の話を持ち出したら反発を感じるのは当然。

なので、実際のところは雀の涙ほど値下げされ、支払い方法も大して変わらず、不払い者宅には徴収員が法の剣を振りかざして合法進入を試み、デジタルコピーワンスは破れる者には破られ複製され放題、破れぬ者はその分の損益を上乗せされた価格で番組やらDVD-Rやらを購入し、録画もコピーも制限されながらコンテンツをお楽しむハメになるのです。私的録音補償金の次くらいに見たくない現実がすぐそこに!

• ちょい参考 : 私的録音補償金とDRM
  二択に同意。技術はすぐ破られるし真っ当な利用者の不便なので、私は金払うからコピガもDRMもなしで好きにさせろ派。

ちょっと話がズレますが、私は国営放送またはそれに準じた存在(この場合は公共放送)は必要だと思っています。理由は省略。それは必ずしもNHKである必要があるとは思いませんが、よく聞く「早くNHKを民営化しろ」なんて話は大概が NHK に自分の不満をぶつけているだけで、意味がないと思います。要するに、不景気はNHKのせい。

NHK、NHK経営陣、NHK徴収員、NHKサポセンそれぞれに対しての不満と要不要は分けて考えて欲しいです。徴収員がバカでエビジョンイルが金持ちだからNHKいらないってのは短絡すぎます。

NHK を民営化してしまうのであれば別の国営/公共放送局を用意すべきで(私の意見なので不要意見は無視)、そんな面倒なことやるなら NHK が国営/公共放送でいいです。もちろん今のままでいいとは言いませんし、いらん部分を一部民営化とかなら反対はしませんし、納得できる理屈あってのNHK不要論ならば私は寝返るかもしれません。ただ民営化、ただ潰せ、というのに反対なのです。

例えば、NHKが民営化されたとします。採算がやばくても金を突っ込んで新技術を開拓できるか? 災害時に夜中の間中情報を流し続けてくれるのか? 国会中継は続けてくれるのか? スポンサーが国民から企業に変わる影響は? 紛争発生時に一番役立ちそうな局は?

だから何? という言葉の前に私は無力です。パッと見、NHKがなくなっても困りません。私だって困りません。ただ、目先の受信料しか追えないヒステリーな人々と同じ運命をたどらざるを得ない自分の未来だけを憂うばかりです。

個人的には BS の勧誘がウザい。うちのアンテナはスカパーだっつうの。見分けくらいつけろよ。わざと誤認して押しかけてくんのか? 死ね。とまでは言わなかったけど、二度と来んなクソ野郎と言ってしまった後でサポセンに電話かけるのを3度繰り返したら本当に来なくなった。今では反省している。