リアル今年と1年前の外人指名状況 その3

一塁手

一塁手はサンプルも少ないし、守備目当てで外人を引くオーナーもいないと思うのでアレだが、参考までに…。

二塁手

最も守備力が重要な二塁手は、やはりオージーが最高である。上昇ポイントが0ということはないはずなので、来日さえすれば必ず守備Ｂ以上が保障されているし、50%の確率で守備Ａになる。それでいて打撃の良い者が来る確率は、はたしてメジャーの来日率より高いものだろうか…?

比べてメジャーは使い勝手が良いとはいえない。ほぼＢ止まりな上(おそらく設定がＢ95%、Ｃ5%なのだろう)、確か5%程度の確率で上昇ポイント0の場合があるので守備Ｃ止まりの可能性はゼロではない。打撃も眼長の高い者が出易いとはいえ、必ず強力とはいえない。

ヨーロッパはやはりＤ率が高すぎる。当たりは1割程度しか期待できず、さらにその中で打撃も当たっている者を引かねばならない。成長期待なら話は違うが、5年連続で帰国しない確率は約33%、10年連続なら約11%となるのでそれも厳しい。

意外といいのがマイナー。偏った結果が出ている可能性もあるが、約30%の確率で守備Ｂ以上になる計算だ。打撃の悪すぎる選手はほぼ来ないので、引ければ20~30%くらいの確率でそこそこの二塁手が確保できる。オージーと比較してどうか、といわれると困るが…。

ドミニカはヨーロッパとほぼ同じ。おそらくだが二塁守備はメジャー型、オージー型、(マイナー型、)その他の3つ(4つ)に大別できるのではないだろうか。韓国・インドのサンプルがないので何ともいえないが。

三塁手

大幅に偏っている可能性は否定できないものの、オージーの守備が二遊と比較して低い。三塁でオージーを引く価値ない! というところまではいかないが、これでは守備Ｃ止まりが来ないだけ、である。

他は軒並み、二遊の守備Ｄ率が10%ばかりいい方に移動した感じになっている。マイナーだけは変化なし。

メジャーとヨーロッパの比較だが、メジャーはほぼ上昇ポイント1なのに対してヨーロッパは大抵2以上はつく。当たりを引けば守備に振る余裕も生まれるので、70%のＤは実質Ｃであると考えてもいいはずだ。そこに獲得率20%と残留率30%の差が、引ければ打てるメジャーと当たればメジャー以上のヨーロッパの差をどれだけ埋めるものか…。やはりここは好みだろうか。

ところで、何故かキューバが結構いい数字を出している。ただの偏りと見るか、実はキューバ三塁がいいという真実が明らかになったのか。各自で試してみて欲しい。

遊撃手

二塁同様、オージーが最高である。二塁は守備Ｂ率の方が高かったが、遊撃は守備Ｃ率の方が高い。これはわざとだろうか?

メジャーは二塁とほぼ同様。ドミニカとヨーロッパは微妙に守備Ｃ率が高い。ただの偏りでないとすれば、二塁は無理だが遊撃ならオージー、メジャー以外でもいけるよ、というデザインだろうか? 確かに肩Ａ以上なら守備Ｃでも使えるので、ヨーロッパやドミニカを引いて肩がいいことを祈り、運がよければ守備Ｂ以上に…という筋書きも描きうる。

なぜかマイナーが…。サンプルが少ないだけだと思いたいが。

外野手

唯一守備Ａが出るポジション。やはりオージーがすごい。

反面、メジャーは守備Ｄが2割混じってしまう。守備Ａ、Ｂの確率は他の外人と変わらないため、高い守備が欲しくてメジャーを指名するというより、Ｄは嫌だが打てなきゃ嫌、というわがままを通すための選択肢となる。

他は、ドミニカ以外はＡＢＣＤがほぼ5%、20%、25%、50%。あとは打撃の個性で差がつくだけ。

両翼は守備が低くても仕方がないが、センターだけは守備のいい選手を入れておきたい。打てる外人で守備がいいのを引けるまで待つか、守備のいい外人で打てるのを引けるまで待つか…。