- 2007-04-24 (火) 22:55
- 世間話
史上最強級にローカルな話題でつまんないのでアレですが、地元(東京都大田区)の区長&区議選挙がありました。
投票率について
投票率45.57%と、一番興味ない類の選挙にしては決して悪くないんじゃね? な数字。投票所別投票率なんてのもありまして、私の住んでいる地域は住宅街なためか平均より高かったのですが、田園調布(高級住宅街)がなぜか35%を割っていました。謎。
しかし、都知事選はこの投票率に10%上乗せしただけなんだよなあ。前回の都知事選は対抗馬が死んでいたので仕方がないけども、それでも少なすぎ。(しかし今回もほぼ死んでたと思う…。石原氏は人によって好き嫌いが激しいから、反石原である程度は勝負になって当たり前だろう)
以前は「公明党とイナカモンに数で負けるから投票率あげようぜ」と思ってたけど、今は「そういう人達(の指導者)の方が明確な目的を持っている分だけ、流行で投票に行って入れるのはタレント候補な奴らよりマシかもしれない」と思うこともあります。今回の都知事選に行かなかった人が全員…たとえば冗談で外山氏に入れたら、外山氏が当選しちゃうんですよ。それが民意ならしょうがないけど、その民意はいったい誰の利益になるのだろうか? 本気で石原氏や浅野氏より外山氏がベターだと思う人ってどれくらいいるんだろうか? やっぱ投票はまじめにやらなきゃだめだよ。投票される側はもちろんだけど、する側にも一定以上のアレが必要なこの制度はなあ。それでもこれがベターなんだろうなあ。
那珂川さんも書いてましたけど、「投票することに意義がある」とか言ってとにかく投票させるってのは、立ち位置が違うだけでやってることはたいして変わらないんですよね。ハルマゲドンが来るっつって教祖に投票させるのも、創価に乗っ取られるっつって自民or民主に投票させるのも。投票率はよく出るけれど、マジで民主主義してる率ってのはどんくらいなんだろう。
でもやっぱり投票もしないでグダグダ言ってるの見ると、感情的な問題ですが、白票入れてきたと自慢してる奴を見るより腹立ちます。私が気に入らないだけなんですが、白票ってそんな簡単に入れていいもんなんかなあ。
大田区長&大田区議員選挙
話を戻して。大田区は、偏見かもしれませんが昔から拝み(創価や統一や公明党の人のことをこう呼ぶ)が多くて、適当にぶらついていると老婆のお祈りが聞こえることも珍しくありません。親子づれで各家庭に拝みの本を配り歩いてたりもします。もちろん子供は小学生以下で、それで同情を引いてノルマ達成を目指す作戦なのです。同級生の子の親もそれをやっていて、同じクラスの子の家を回るのは気まずいんだろうなあ。そんくらいの多さです。共産党も多い。私の祖父もガチ共産党で、戦中はアカ狩りされて細菌つき毛布で結核になったとか、戦後は政治活動に私財なげうちすぎて朝鮮部落より貧乏だったとか、金日成毛沢東マンセーだったとか、キリスト教徒だったとか(???)。惜しいことに私が生まれる前に亡くなっているので真偽は分かりませんが、類縁は1人として政治も宗教も興味なし関係なしなあたり、全部本当なんだろうと思います。
んで、今回の選挙で大田区議会の勢力図はこんな感じになりました。補選とか追うのめんどいので、前回の選挙直後と今回の選挙直後のデータ。
自公で過半数なのは国会と同じですが、やっぱりここいらは公明&共産が強いんですよね。自民が1減で民主が2議席増加。大して変化ねー、って、あるわけないんですよ。50議席に60人が立候補して、こっちは1人しか名前書かないんだし、国会議員以上に誰がどんなんだか情報がないんだもん。知ってる人に入れるか、聞いたことのある名前に入れるだけでしょう。たとえ悪さしてニュースで晒された奴であっても、名前が売れてる奴の勝ちじゃねーのこれ?
私もよくわかんないので、誰に入れようか迷いました。さすがに60人全員を調べ上げて最善の1人を選択するのは無理。そりゃ家で寝ていたくもなるわ。一般市民にこの負担は耐えられません。と思った人きっと多数。諦めて適当に書いた人も、家で寝ちゃった人も多数。もったいない。
そこで、今回はこう考えることにしました。
- 主義主張に賛成できない政党や会派に所属してたら排除(緑の党・公明党・社民党・共産党など)
- 政治的主張をするウェブサイトを持っていない人を排除
- サイトの内容を見てみる(時代に追いついているか、情報リテラシは一定水準か)
- この時点で五分五分なのが複数残っていれば、なるべく若い方に入れる
1番目は説明するまでもないですね。向こうだって所属を明確にすることによって、こういうデメリットも生じることは分かってるはずなので問題ないです。ほぼ自民・民主・無所属しか残りませんが…。
2番目は、「よくわかんない区議選挙」で市民が情報を欲しいと思っても、それを用意していないような方にはご退場願いたい、と考えるからです。10年前ならいざしらず、今は超低いコストで情報を発信できるツールがあるんですから、キッチリ活用して欲しいです(炎上してくれたら言うことなし)。特に私は「職業:IT系」に分類される有権者なので、そっち系のことは分からない、知らない、いらない、というような候補者に入れるのは違うでしょう。土建業の人がそっち系の議員さんに入れるのと同じように。IT族っていつできるの?
3番目は、よくわかんねえけど流行ってるからホームページドットコムをもっておこう、という候補者はキモイからです。実際、かわいい姪(幼子)の写真を掲載しちゃってる候補者がいたので、ここで脱落してしまいました。議員候補たる者が軽々しく身内の個人情報を公表してはけないと思います。一般人ですら危険があるというのに、情報リテラシ低すぎです。もしWikipedia丸写しした議員みたくスキャンダルでも出ちゃったら、写真を載せていたことを絶対に後悔しますよ。
HTMLの文法等は、全員落選しちゃうから…じゃなくって、アラ探しでしかないので見てません。やる気あるかないかが知りたいだけで、誰かに丸投げできるようなことは議員が詳しくなくてもいいと思っているからです。
4番目は、NIGHT-Dさんあたりが書いていたような気もしますが、若年層の投票率の低さから弱者切り捨て、じゃなくて若者切り捨てはやだなあ、というところからです。どうせ区議なんだから、できれば若い人に経験を積んでもらって、そこから将来の国会議員様が出れば大田区に利益が…という皮算用も少しはある…かな?
こういう小さい単位の選挙だと、よほど変なのじゃなければ自民だの民主だのはどうでもよくなってきますね。だってさ、アレな政党の立候補者なんかは区議会選挙の駅前演説でいきなり九条の話をはじめるんですよ。ばかじゃないの? それは国会議員がやることだろ。そんなことより寂れた駅前商店街と駅ビルとJR-京急乗り入れの話しろってえの。誰もビラもらってくれてないじゃん。
んで、ウェブサイトを持っている立候補者は何人いるかなと思ったら60人中1桁しかいませんでした。予想以上にしょんぼり。区長候補は6人中4人が持っていました。さすが区長は格が違うぜ。
あと、やっぱ学歴と経歴は重要ですね。ふつうは他に見るとこねーもん。だからウェブサイトくらい持ちなさいよと。一般人はナントカ広報とか見ないっつーの。
そういえば、誰かの応援で福島瑞穂が来てました。本物は小太りで背が低く、正直テレビ映りのいい人だと思いました。そういう意味では国会議員に向いているのかも。応援に来てもらってた候補者は、なにやら福島瑞穂スクールの出身だとか言ってましたが…それっていまどきプラス評価になるのか?
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