- 2008-05-01 (木) 14:52
- 天文
とはいえ本命は望遠鏡の写真撮影なので、あんまりすげえのは買えません。でもあんまり安い物は安物買いのなんとやらなので、手持ちで観測できるものを1万円以上3万円以内から探します。
半年前くらいに書いて放置していた記事なので、一部情報は古いかも。
重視するポイント
- 種類
こういう用途の双眼鏡には大きく分けて2種類あります。いわゆる双眼鏡っぽい形のやつ(ポロプリズム)と、鏡筒がストレート(ダハプリズム)なやつです (どんなのか知りたい人は、ポロプリズム ダハプリズムで検索すれば出てきます)。私が欲しいのはポロプリズム双眼鏡です。ダハプリズム双眼鏡じゃ気分が出ないでしょ? 割高だし。
- 重量
手持ち観測を想定しているので重要。経験上、1kgあると長時間は厳しいです。手ブレするし(腕力と首力による)。できれば700g以下だと楽なんですが…。
- 倍率
7倍くらい。っていうか、手持ちの天体観測用途だと必然的にこの前後のものしかリストアップできないはず。
- 口径
よく天体観測には 7×50 (倍率7倍で口径(レンズの大きさ)50mm) が最適と言われます。なので、50mm希望。価格と重量が折り合わなければ40mmか42mmで妥協か?
- メーカ
まず、特別枠でケンコーを除外。次いで、1万円以下のものばっかり売ってるメーカーも除外。この分野、あんまりバカスカ売れるようなものじゃないからか、ブランドと値段と性能はほぼ正比例してると思います。また、双眼鏡を自分で買った経験がないので、名前のないメーカのものは選ばないようにします。
あとはリストアップしてからということで、適当にピックアップしてみる。
1万円以上3万円以下で天体観測に適していそうなポロプリズム双眼鏡
名前 | メーカ | 倍率 (倍) | 口径 (mm) | 実視界 (度) | 瞳径 (mm) | アイレリーフ (mm) | プリズム | コート | 質量 (g) | 備考 | 価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アクション VII 8×40 CF | ニコン | 8 | 40 | 8.2 | 5.0 | 11.9 | ? | 多層膜 | 760 | 15000 | |
アルティマ Z 8×42 | ビクセン | 8 | 42 | 6.6 | 5.3 | 20.0 | BaK4 | PFM | 620 | 21000 | |
アルティマ Z 7×50 | ビクセン | 7 | 50 | 6.6 | 7.1 | 18.0 | BaK4 | PFM | 740 | 23000 | |
アクション EX 8×40 CF | ニコン | 8 | 40 | 8.2 | 5.0 | 17.2 | ? | 多層膜 | 800 | 防水 | 26000 |
8×40 PCF WP II | ペンタックス | 8 | 40 | 6.3 | 5.0 | 20.0 | BaK4 | ? | 900 | 防水 | 26000 |
アクション EX 7×50 CF | ニコン | 7 | 50 | 6.4 | 7.1 | 17.1 | ? | 多層膜 | 1000 | 防水 | 27000 |
該当するのはこんくらいかな? 価格はヨドバシ価格。ビクセン アルティマ Z 7×50が超手頃だ。
アルティマ Z 8×42はもう売ってないぽい。防水は重い。
用語説明
- メーカ
-
そのまんま。ニコンとペンタックスは有名なので説明するまでもありませんね。ビクセンは望遠鏡の中では有名。完全に余談だけど、自分が望遠鏡を買ったときは見た目がダサくて敬遠してました。だって反射式の斜鏡の支えが十字だったんだもの。
- 倍率
-
どんだけ大きく見えるかを表します。例えば10倍なら何かを肉眼で見た時の10倍、100倍なら100倍大きく見えます。が、双眼鏡の場合は手ブレがあるので、手ブレも100倍になってしまいますし、それだけ見える範囲が狭くなるということですから視野に目的物を捕らえるのに苦労します。手持ち双眼鏡では10倍程度までが快適に見られる倍率といわれています。
- 口径
-
レンズ(対物レンズ…眼を近づける側を接眼レンズとすれば、見たいもの側に配置されるレンズ) の直径です。でかい方が細かいところまでよく見えます。逆に、口径が小さすぎると倍率がいくら高くても細かいところは見えてきません。レンズなので、大きければ大きいほど重く高価になります。
- 実視界
-
双眼鏡を通して見える範囲の大きさです。大きければ大きいほど広範囲が見えることになります。
例えば空を天球に見立てた場合、真東から真西までは半円になるので距離は180度です。満月の視直径は約0.5度です。人間の視野はだいたい水平方向130度くらいの楕円形といわれています。
大きさなのに角度とは変な感じもしますが、あの星とこの星の間隔は何メートル、とする方がよっぽど変なので我慢してください。
- 瞳径
接眼部から目に入る光の直径。口径/倍率。倍率が上がると暗くなる、とよく言うのは、瞳径が小さくなるからです。人間の瞳は暗い所で最大7mmというのもよく聞く話で、あんまり瞳系が大きくても余ってしまいますから、その分価格や重量を減らせた方が…。でも大きい方が手ブレしてもOKだからいいのかな。小さいよりはいいか。
- アイレリーフ
-
接眼レンズからどのくらい離れていても像が見えるか。長ければメガネをかけたまま見られる(と思います)。私の場合は星を見るときはコンタクトだから、あんまり考慮しません。
- プリズム
-
よくわかんね。
- コート
-
よくわかんね。
終わり方がしまらないなあ。
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