- 2007-10-09 (火) 21:21
- プロレス
Jスポ未放送ネタバレはありません。
ケビン・ソーン
ECW#59のvsスティービー・リチャーズは実に良い試合でした。今のところモルデカイ(ソーンの旧リングネーム)のベストマッチでしょう。翌週もよかったんですが、その次からはまたいつものモルデカイに逆戻りです。ガッカリすると同時に、そこがモルデカイのいいところでもあると感じさせてしまうあたり、やはりタダモノではないというか。入場曲はすごくいいですし、衣装も凝ってくれてるし、体格も優れているし、顔だって悪くないし、試合も良くはないけどWWE内でも最低というほどでもありません。モルデカイに足りないのは風格、スターオーラだけだと思います。だからぜんぶ台無しです。
一応、プロレスの世界トップ企業にお勤めして毎週テレビに出ているという、よくよく考えたらかなりスゲエ奴であるはずなのに、全くオーラが出ていないのは何か先天的な欠損があるとしか思えない。今後も全く出そうにないし。だがそこがいい。
ザ・ミズ
スターオーラはまだ出ていませんが、出そうな気はします。モルデカイは出てなくて、CMパンクは出てて、ミズは出そう、な感じ。特にフィニッシュ・ムーブのリアリティ・チェック(ニー・リフトを食らわせて仰け反ったところにネック・ブリーカーの連続技)が実にいい。ミズは体が大きくないから、どんな技でも一発で決められるとイマイチ説得力がないし、迫力も出ないし、関節技や絞め技はアメプロではお客さんが盛り上がってくれないようですし。その点、この技はミズの体格で敵を倒すのにリアリティのある技だと思います。ニーリフトが出た時点で「あっ、決まる!」という間を持つことができるのも良いです。お決まりの流れを敵に崩させることで、コイツは強敵だ! という演出もできますしね。
WWEの新入りレスラーは、とにかくフィニッシュ・ムーブがショボくていけません。なんでもかんでもビッグ・ブートか回転ネックブリーカーでは、そんなん主力どころの繋ぎ技じゃん、としか思えませんから。何が良くてもカッコよく決められなきゃダメなんですよ。ほとんどのレスラーに固有あるいはほぼ固有のフィニッシュ・ムーブがある現状で、新たにオリジナリティと説得力に優れた技を編み出し使うのは難しいと思います。そこで連続技のリアリティ・チェックですよ。みんなもっと連続技を使おうよ! 確かに既存の技の組み合わせでしかないとう欠点はあるけれども、ジ・アンダーテイカーのスネークアイズ→アンダーテイカーは逆側のロープに駆けて反動つけて戻って→くる間に相手はリング中央によろめいてくる→ビッグ・ブートとか、言葉にするとアレだしこれは繋ぎ技だけど、超いい流れじゃん。236+パンチを3回連続入力でアチョッ(ズガッ)、アチョッ(ドカッ)、アチョーーーゥ(バキャアァ)、みたいな。
その他
今のWWEでいけるっ! と思わせるのはケネディとMVPですが、ケネディには名勝負が欠けています。MVPにはケインとのインフェルノ・マッチが、ランディ・オートンにはミック・フォーリとのハードコア・マッチが、ジョン・シナにはチーム・アングルvsチーム・レスナーの5 on 5 サバイバーシリーズ・エリミネーションマッチがあり、それぞれ転機になっていると思いますが、ケネディにはそれがありません。この先もないようだと、ちょっとなあ。
そういうわけで、今のイチオシはMVPとミズ。面白いのはECW。
技解説(ここでの意味)
- ニーリフト
- 腹に一発食らって屈んでいる相手に対し、ロープで助走つけてアゴに膝蹴り
- ネックブリーカー
- 相手の首を取り、捻りながら背中合わせの状態に移行した後、垂直に尻餅をつく要領で少し跳びながら引き倒す
- スネークアイズ
- 相手をコーナポストに投げて鉄柱に頭をぶつけさせる。
- ビッグブート
- 16文キック。
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