- 2011-07-04 (月) 4:10
- TVゲーム
メモっていうか、終わっちゃったので感想ですけど。このメモを書き終わった時点から、ひぐらしに関しての情報を得ることについての制限をなしにします(ネタバレ回避はもうしないってことを面倒臭く述べた)。
感想
プレイし終わるまでワクワク感が途切れませんでした。学校のテストに例えるなら、暇潰し編までは、問題文を読んでいくワクワク感。目明し編・罪滅し編は、四角い空欄に「分かるぞ、これが正解だな?!」と答えを書きこんでいくワクワク感。皆殺し編は、自己採点で○と×をつけていく時の「よっし合ってた!」「あちゃーそうだったか…」というワクワク感。
祭囃し編は?友達の竜騎士07君の100点の解答用紙を見せてもらう時のワクワク感だろうか。このテストはマークシート式ではないようなので、仮に自分が100点だとしても、他人の答えは「ああーここはこれでも正解なんだ…」的な。
作者の回答用紙なのにこういう感想を持つのは、多少なりとも話にご都合を感じているからだと思う。でも、まあ、細かいことはいいじゃん。面白かっただろ?うん!みたいなね。面白い法則に合うかどうかを判定するより、面白かったらなぜ面白かったのかを考える方がいい。
罪滅し編か、皆殺し編あたり?で、方針の変更でもあったのかなあ。目明し編までの、こだわりというか、固執というか、悪く言えば独りよがりが少し抜けて、エンターテインメント志向になったと思いました。「俺のための作品」から「みんなのための作品」になった気がする。祭囃し編は特にそう感じます。リアルタイムでプレイしていたら、周囲の反応からもうちょっと違った感想が持てたかもしれない。
そうしてみると、賽殺し編はそれをグロテスクに推し進めた、誰も悪くない世界(どのキャラのファンも怒らない)をやってみたという嫌がらせに見えてしまうのですが、プレイ中はともかく、プレイし終わった後は、そんなケチな感想を持つことが恥ずかしくなりましたね。そういう視点の存在を否定したい。
一番好きなのは、罪滅し編。
雛見沢症候群と羽入
仮説:賽殺し編の世界で羽生が存在できないのは、高野一二三によって雛見沢症候群が撲滅されてしまったから。
賽殺し編をやった後で、やっぱり宇宙人の寄生虫説でいいんじゃ?と思いました。なんかに似てるなーと思ったら、痕だっけ?宇宙人。そーだとすると、羽入は寄生虫が寄り集まって実体化してるんじゃないかなあ。意志は1つ、体はたくさん。バケモノ!
雛見沢症候群の進行と、感じる羽入の気配の強さの比例について、あんまり回答はなかったような…あったのかな。
カケラの地元説明会で羽入の独白、生きるために怒るのではなく、怒るために怒る。……それは、ただの鬼でしかない。そして、……この感情は、永い間、静かに眠ってきた僕たちを乱暴に起こすものにしかならない…。
は傍証になるだろうか。ダム戦争というストレス環境が雛見沢症候群の活動を活発にした。前は戦争というストレス環境。
このへんはキリないので、今はあまり考えずにおきます。
なぜ女王感染者が死んでも末期発症が起こらないか
本当は起こるんだと思ってる。作中で起こらない理由は、梨花の死から48時間以内に羽入(雛見沢症候群)が別の世界に行ってしまうから、その世界では雛見沢症候群が無くなってしまうのではないか。
野村の存在意義
正体は真のオヤシロさま。野村なくして「鷹野はそれほど悪い人じゃない」説は通らない。
野村は背中を押した…どっちかというと「手を引いた」の方が近いか。それだけの役で、特に意味はないと思う。仮に野村というキャラクターが登場しなくても、鷹野は単独でも終末作戦に向かうことができたはず。その場合、鷹野は救われないのだが。
「みんないい人」で終わらせようとすると、全ての元凶・鷹野だけがどうにもならない。そのために追加されたキャラクターだと思う。だとすると、野村が「いい人」で終われない。この歪みは直せなかったので、放置。
というか、鉄平やリナもいい人で終われないし、他にもいい人で終われないキャラクターはたくさんいる。どこに、いい人/悪い人で終われる線引きがあるのだろう?主人公達の仲間か否か、あるいは雛見沢村の仲間か否か、だろうか。
いい人みたいにして終われたけど、実はそうでもない人も結構いる。犯罪かどうかでなくて。
- 鷹野:野村の介入前に、梨花の両親の殺害計画にGoサインを出したよね。提案は小此木だけど、命令は鷹野だから鷹野の責任だよね。気持ち的にも、いなくなって欲しいと願っていたよね。
- 小此木と山狗ご一行:億単位の金で買収された、あるいは上官の命令とはいえ、2000人を虐殺する作戦に能動的に協力したよね。
- 鉄平・リナ:登場すらしてないのです。救いようがないから?
お魎とか入江とかは、この作品世界的には許される。
誰はなぜ東京の一味になったか
考察ではなく妄想のたぐい。
鷹野
作中のとおり、目的を果たす道はそこにしかない。ここで挙げる中では、唯一能動的に東京に近づいたと思われる。
入江
作中の通り、精神外科の失墜で冷や飯→お声がけ。
富竹
教官→事務屋で出世の道を絶たれた富竹にとって、東京は唯一残された栄達の道。富竹がなぜ今の立場になったのかというところは語られなかったので、分からない。
小此木
富竹同様、なんか不祥事でもやらかしたか、なんか不祥事の責任を押し付けられて飼い殺しになっていたか、なのではないかな。
というか、東京はそういう脛に傷を持つ奴に声をかけて子飼いにしてるんだと思う。裏切らないのではなく裏切れない感じで。だから主人公達との対比になるのかな。
鉄平・リナ
鷹野ですら救われるのなら、この2人にも救いの道があっていいと思うのです。立ち絵ありのキャラなのに出番すらないということは、救いようがないからだと思うのです。
鷹野がいないとどうなってたか
- 高野一二三:失意のまま自殺。雛見沢症候群は忘れられる。
- 入江:入江機関は設立されない。一生冷や飯。
- 0年目:大臣の孫は誘拐されないので、赤坂は関わらない。
- ダム計画が中止されるかどうかで分岐する。以下、中止された場合。
- 1年目:現場監督は殺害される。主犯のみ変死体で見つかるが(入江機関が捕獲しない→L5で死亡)、おやっさんのパーツはすべて揃う。大石が園崎家を疑う度合いは軽減されるだろう。
- 2年目:村に居づらい北条夫妻は普通に死ぬ。沙都子はL5を治せないので変死体として発見される。
- 3年目:古手夫妻が死ぬ原因がない。祟りが途切れる。よかったね。
- 4年目:悟史は沙都子がいないため、叔母夫婦との生活でも比較的ストレスを溜めないものと思われる。叔母も沙都子がいないので、比較的ヒステリーを起こさないのではないか。少なくとも殺害には至らないんじゃない?入江がいないので、野球に誘われることはないかもしれないが。沙都子がいないから楽なんじゃないかな。
- 詩音は?悟史と出会うとしても、沙都子がいない→悟史が叔母を殺さない→警察に詩音と名乗らない→ナマヅメハーガスにならない?ずっと魅音のふりをし続けるのだろうか?そのうちお魎が詩音として生きるのを許してくれる前提で考えて良いとは思う。
- 5年目:
- 鬼隠し編:隠すべきオヤシロさまの祟りは無いので、L3圭一が疑心暗鬼にならない。富竹も鷹野もいないから死なないので、大石の接触もない。平和。
- 綿流し編・目明し編:悟史がいるので、詩音と出会っていてもいなくても狂わないと思われる。
- 祟殺し編:鉄平うんぬん以前に、沙都子がいないので何も起こらない。
- 罪滅し編:最もヤバイ世界。リナは鉄平と組まなくても同じかもしれない。しかし、元々この話のレナは「悟史の件」で仲間を見限った結果として単独で2人の殺害に走っている。鷹野がいなければ中略で悟史の件がないので、とりあえず仲間に相談してみるんじゃないかな。そしたらなんとかなるよ。鷹野のスクラップ帖もないので、その後は平和。
- 皆殺し編:とにかく前提条件が無い。
- 祭囃し編:同上。
沙都子が欠ける以外は平和そのものではないか。沙都子カワイソス。
ダム計画が中止にならない場合はどうだろう。北条夫妻はさっさと村を出るから、綿流しの日に旅行にいく理由がなくなり、偶発的に沙都子に殺害される可能性が激減するのではないか。手遅れの沙都子はどうだろう。村八分の生活がない分、進行せずに住むだろうか。あるいは両親を殺さないまでも、謎の怪死を遂げるのだろうか。村を離れることで発症が早まるかもしれない。レナは帰ってくる村が無くなってしまうのだが…賽殺し編ではずっと住んでるからいるわけで、無くなる村に引っ越してくるだろうか?来たとしても、また出ていかなければならないとなれば…。やっぱレナが一番危ない。
どっちにしても、沙都子は入江機関がないとL5発症で死ぬ可能性が低くないと思う。沙都子カワイソス。
各編の終末作戦を敵役側から
鬼隠し編
- 綿流しの晩の富竹殺害、鷹野偽装死までは順調。
- 6月25日、山狗に監視させている入江が前原屋敷に呼ばれる。L5の可能性あり。作戦秘匿のため、まだ普段どおり振舞う必要がある。
- 入江に護衛兼見張りの山狗をつけて前原屋敷へ。穏便な確保が不可能だったため、追跡。確保の意志があることは、圭一の主観ではあるが
いたぞ!裏口だ!
がある程度裏付ける、はず。 - 早々に追跡を諦める(もはやあまり重要ではないので)、あるいは電話ボックスに入られた時点で他者(警察等、連絡先)の介入を恐れて撤収。とにかく本題は終末作戦なので、余計なことはしない。
- 入江から目を離す訳にはいかないので、最低でも2名は前原屋敷に残したはず。中に入っていれば、魅音とレナの死体も発見したはず。終末作戦を控えているので、L5の重要性は低いし、余計な介入をして関わり合いになる余裕もないと思われるので、家探ししてメモを発見して都合のいい場所だけ破くなどといった芸当はできないと思われる。現場を放置して撤収。
- 診療所に圭一が運ばれてくる。24時間後に死亡とあり、また、エピローグより両親やクラスメート(梨花・沙都子など)に捜査が行われていると見られるため、事件後の少なくとも数日は女王感染者を殺害する予定はない。
- いつ女王感染者の殺害が実行されたか?梨花はこの世界でも死んでいるのは確定している。6月中に殺されなかったとすれば後の編で何か言及があっても良いと思うので、普通に6月中に鷹野に殺された→滅菌作戦は実行されたと思われる。
全編を終え、終末作戦を前提として見てみると、圭一の犯行に対し、数日中に村ごと皆殺しにする予定の鷹野たちが工作を試みる意味も理由も無いことが分かる。ましてや、電話ボックスの圭一が警察に発見されるまでの短時間では、メモに気づくことすらできないのではないか。山狗は入江を第一発見者として身柄を警察に委ねることをよしとはしないだろうから、前原屋敷に長く留まることはできない。というか、不穏は感じつつも前原屋敷内に入りすらしなかった可能性もあるのではないだろうか。「圭一・魅音・レナ以外の誰かが来た、いた」証拠が残ってしまう。警察はそのくらい分かるだろうし、警察が分かることくらい山狗も分かるだろう。
メモを発見したのは誰か。破ったのは誰か。何のために破ったのか。なぜマジックを隠したか。
エピローグによれば、メモの発見は上記の捜査が行われたその後、容疑者の自室から直筆のメモが発見された。
とある。つまり、警察が最初に現場を捜索した時点では発見されていないことになる。よって、発見者は時計の裏のことを知っていた両親か、警察が何度目かの捜索を行った時、もしくは大石が単独で捜査した時ではないだろうか。いちおう第一発見者は大石ということになっているので、証拠になる際には必ず大石を通していること留意する必要はある。
メモの破られた部分は見ず、残った部分だけで考えてみよう。ちなみにアレがマジックなのは罪滅し編より確定とする。
私、前原圭一は命を狙われています なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。 ただひとつ判る事は、オヤシロさまの祟りと関係があるということです。 レナと魅音は犯人の一味。 他にも大人が4〜5人以上。 白いワゴン車を所有。 〜〜〜〜 どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。 これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。 …死体があるか、ないかの違いはあるでしょうが。 これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。 それだけが私の望みです。 前原圭一
普通に読めば、「圭一は何らかの理由で村の暗部を司る何者かに命を狙われていた。レナと魅音は友達のふりをした奴らの手先で実行犯にすぎない。他にも大勢の仲間がいる。」と読める。だから、殺意を持って襲いかかるレナと魅音に対して自宅で正当防衛の大立ち回りを演じ、なんとか逃走したが殺害されてしまった。このストーリーが誰に都合がいいかといえば、大石と両親の両方に都合がいい。大石は魚に餌だけを食われてしまった格好なので微妙だが、自説の補強にはなるだろう。両親からすれば、息子が「やっぱり」気違いだったことが否定される。
やはり、工作をしたのは大石か両親のどちらかしかあり得ない。双方に都合がいいことから、両親が発見、大石に相談、共謀してメモを削除、大石が発見!もありうると思う。なぜ大石かというと、圭一に接触したのと同じ理由で両親にも接触するだろうから。そして村人が信用できない、警察にも園崎の手先がとなれば、大石以外に相談などできない。
そこまでは圭一の両親が生きていることから、警察はここまでの捜査を6月25日〜30日の6日間で行わないと、鷹野達は6月中に滅菌作戦ができない。かなりタイトなスケジュール。警察が。
綿流し編・目明し編
別の世界だが、経過はほぼ同一なので。
- 綿流しの富竹殺害、鷹野偽装死までは順調。
- 6月20日夜〜翌未明、青年団による村長の捜索。面倒くさいことになった。女王感染者への監視を緩めざるをえない?
- 6月21日夜、女王感染者が園崎家へ。これは山狗も把握しているはず。皆殺し編・祭囃し編より、通話内容も把握していると思われる。ただ、追跡していたかどうかは分からない。梨花の知りうる範囲内では、監視(警護)されていないので、追跡もない可能性はあるが…してるだろ。
- 沙都子も園崎家にお呼ばれする。これも山狗は通話内容より把握。今日はお泊りカナーとか思ってないだろうな。
- 女王感染者の行動を妨害していないため、殺害予定は21日夜〜22日朝ではなかったことになる。
- 青年団により、21日夜〜22日未明にかけて女王感染者の捜索が行われる。鷹野、混乱。女王感染者は園崎家へ醤油を分けてもらいに行って、そのままお夕飯→たぶんお泊り?になったはずなのに、魅音(詩音)が捜索の指揮をとっている。なにこれ?
- この時点で鷹野は女王感染者の行方についてどう推測したか。
- 身の危険を感じて園崎家に匿われた。捜索は壮大な演技(監視してたから分かる)
- 身の危険を察していずこかへ逃げた(監視してなかった/できなかった)。
- 肥溜めに落ちたとか、そういう偶発的な行方不明(監視してなかった/できなかった)。
- 圭一・レナが園崎家に向い、保護され、行方不明者の全員死亡を警察が(死体はまだだけど)把握した=鷹野も把握した時点で女王感染者の行方不明からギリギリ48時間未満かどうかってあたり。小此木はとっくの昔に野村から作戦失敗前提での火消しを依頼されていると思われる。こんなギリギリタイトでも作戦を決行しなければならない理由があるのは鷹野のみ。他は失敗の可能性がわずかでもあれば手仕舞いしたい人ばかり。
- 女王感染者が死亡している確証がないので、滅菌作戦は発動せず判断は先送り。そのうち行方不明から48時間経過し、死亡が確認され、当然のように48時間以上が経過しており…集団末期発症が起こるという説は否定され以下略。
- 最終的に入江が生存しているので、東京の疑いは晴れた=いろいろねじ曲げてたパワーが消えた=鷹野なむ〜。雛見沢症候群は入江がこっそり撲滅しました。おめでとう。
- ちょっと間が悪かっただけなのに、終末作戦失敗。
鷹野の自業自得。綿流しの日に祭具殿に入らなきゃこんなことには…。しかしこの世界が何度もあるということは、鷹野の祭具殿への興味もまた「強い意志」のうちなのか。
悟史はどうなったかな…。詩音が悪い子だし、沙都子もいないしで、入江のやる気が少し足りず、3年以内に治らなかったことにして処分で。
祟殺し編
- 綿流しの富竹殺害、鷹野偽装死までは順調。
- 富竹を捨てに行く際、圭一に遭遇する。どうせ滅菌作戦で死ぬし、後暗いところがあるようだから下手なことは言うまいと思って気まぐれに生かしてやる。
- 女王感染者の殺害、入江の偽装自殺(?)も問題なし。
- 滅菌作戦の発動も予定通り。おおむね完璧。
- と思ったら、生存者1名。よりによって圭一。滅菌作戦の担当部隊が撤収し、通常の部隊に引き継いだ後だったので救出されてしまった。末期発症を起こす危険物なので「一切の面会謝絶」ということにして隔離。早く死んでもらわないと…。あるいは、この時点で鷹野も消されており、圭一がヤバイと誰も認識できていない可能性もある。彼らの救いは、圭一の頭がおかしくなってしまっていたこと。
鷹野的には「雛見沢症候群」の名が誤った広まり方をしてしまった(雛見沢大災害に起因する精神疾患)ことが痛恨だろうか。
暇潰し編
パーフェクトゲーム。
罪滅し編
- 綿流しの富竹殺害、鷹野偽装死までは順調。
- 6月25日、レナの学校立てこもり事件発生。あろうことか26日の朝までに殺害しておかなければならない女王感染者が人質に。
- 警察とレナの交渉で事件が日をまたぐようになると終末作戦が台なしなので、当日中の解決(学校爆発による女王感染者の死亡でもOK)を目指し、祭囃し編と同様のルートで大高が(本人は無自覚に)派遣されてくる。だから無理に解決を図っていたのではないか。
- 罪滅し編では、事件は夜までに解決し、翌朝までに女王感染者を殺害。あとはパーフェクト。
- 他の同様の世界では、学校の爆発で25日夜に女王感染者が死亡。綿流し編・目明し編と違って、死亡が即確認されるだけマシ。本来の予定とは数時間程度ズレが出るはずだが、滅菌作戦の発動を決めさせることが不可能になるほどのズレではないと思う。
やばいアクシデントがあったものの、鷹野的にはどうにかなった。
皆殺し編
- 綿流しの富竹殺害、鷹野偽装死までは順調。
- 女王感染者が色々とおかしいので、厳重な警護をつける。
- なぜか警察も女王感染者の警護を始める。
- 警戒の強かった女王感染者に一時翻弄されるも、強引に捕獲成功。
- 以降は問題なく滅菌作戦。
ちょっと手間取ったけど、大勢に影響なし。
祭囃し編
プレイヤーが見たとおり、失敗。
どの線までに女王感染者の捕獲が達成されていれば、無事に滅菌作戦を発動させ、鷹野が勝利することができたのだろうか?
- 富竹脱走後に裏山で捕獲:とっくに野村から小此木に後始末しとけって指示が出てる。無理。番犬の介入も確定してる。
- 診療所の山狗8名が勝利、富竹脱走前に裏山で捕獲:大石たちが残っており、しかも園崎組と和解してしまっている。当日〜滅菌作戦予定日までに警察の介入が無いわけがない。番犬の介入は確定ではないが、その可能性に対して東京(野村)が撤退を決断する可能性はある。
- 赤坂が間に合わず、地下祭具殿で捕獲:まだ大石たちと番犬介入の可能性による東京(野村)の撤退という目が残っている。
- 入江を逃さず、地下祭具殿で捕獲:赤坂に通報できなかった場合(羽入のアドバイスがなかったケース?)。鷹野側が梨花側の作戦の全貌を把握できる。発信機の助けこそないが、入江か赤坂を拷問すれば時間の問題で園崎家に隠れていることくらいは掴めるだろう。詩音・葛西の合流もないため、地下祭具殿をよりスムーズに襲撃できるはず。しかし、やっぱり警察と番犬云々は丸々残る。
- 48時間作戦の発動前に地下祭具殿で捕獲:山狗がちゃんと仕事して梨花の不在を突き止めていた場合。赤坂・入江・大石をまとめて無力化できる。おそらく富竹も。あとは子供だけなので、皆殺し編同様に楽勝ではないだろうか。
というわけで、48時間作戦が発動した時点で、小此木の推測通り鷹野はもうほぼ負けていると思う。以降は時間の経過と共に東京が撤退しちゃう可能性がどんどん上がるから。かといって、これが梨花達の勝利を約束するものでもない。
梨花達は番犬が来るまで勝ちか負けかを確定できない。48時間作戦の発動後は何もしなくても東京が勝手に撤退する可能性があるといっても、鷹野達が「まだ勝ち目はある!」と信じて事情を知る一般人を皆殺しにした後で、その責任を鷹野達におっかぶせて消す、という撤退の仕方をされると負け。だから鷹野達の無駄なゴリ押しから身を守るために番犬の介入が必要。
鷹野にとっては一生をかけた絶対の作戦だけど、東京にとっては不備がわずかでもあれば簡単に撤退できる作戦。この温度差が無能突撃指揮官・鷹野を生んでしまうカワイソス。
陣営 | 鷹野 | 東京 | 梨花 |
---|---|---|---|
勝利条件 | 終末作戦の完了 | 終末作戦の隠密完了 | 全員生存・番犬の介入 |
敗北条件 | 番犬の介入・東京の撤退 | 終末作戦の発覚 | 1名以上の死亡 |
撤退条件 | ない | 終末作戦の隠密実行に不安を感じる | ない |
鷹野がオカルトマニアであった理由
これが分からんのよ。そのフリをして村の伝承を探り、雛見沢症候群の研究に生かしていた…という最もらしい理由はある。他のいろいろはどうだろう。
- 村人に怖い話をする:資料を当たっただけでは出てこない情報に期待している
- 綿流し編・目明し編で詩音に接触:園崎家だから何か知ってるかもしれない。しかし、時期的に小泉の死→研究の縮小→野村の接触→終末作戦の決意、と重なる可能性もある。それらが詩音との接触の後だったから、後に疎遠になった(もう情報は不要)とすれば辻褄は合うか。
- 罪滅し編でレナに接触:終末作戦の決意後と思われる。鷹野は、滅菌作戦後に自分が消される可能性が高いことくらい分からないほど馬鹿ではないはず。何か残したかったのだろうか。一二三の成果以外に残したいものがあるのか?
村人外の圭一に話を聞かせたのは、神になる設定に酔っていた、とすれば簡単だが。
鷹野に限ってはどの世界でもブレがない、というのがミスリードなのかもしれない。大目的は同じだが、ちょっとした性格や好みには微妙に違いがあるのではないかと思う。それが祭具殿に忍び込む/込まないの違いとして表に出ているのかもしれない。
小此木と山狗
鷹野の金で転んだ、というのもおかしな話だと思うのです。事前に野村によって転ぶように工作されていると考えるのが自然だと思うのです。
小此木は相当に問題のある人物なので、端端からにじみ出るいい人描写に騙されてはいけない。
実戦での最後の発砲は、本意な一発になったのだろうか。
部隊規模
前回のメモでは山狗の人数を30〜40名の小隊規模と推測したが、祭囃し編では15人前後の班(班長や全班と言ってた)が3つ、20人の班が1つ存在したため、最低でも60〜70名程度となる。鳳のみ鳳20までいるが、おそらく本部要員の分だけ人数が多いのだと思う。診療所の保安隊8名は別の隊なのだろうか。
番犬のヘリは山狗中隊
とハッキリ言っているので編成上は中隊なのだろうが、小此木は二尉なので…と考えるのはヤボというものか。かなり非合法でイレギュラーな部隊だし、定数だのなんだのは馬鹿馬鹿しい。予算を取るためとか何とか。
本格的な戦闘要員(いわゆる特殊部隊の人)はどのくらいいたのだろう。地下祭具殿を攻めた30人くらい(鳳・鶯)の中で5人(小此木含む)しかいなかったことを考えると、最小で診療所の保安隊8人を含めた13人、いてもそれ+他2隊から2人くらいずつで計17人。雲雀や白鷺も富竹のホテルを攻めているので、直接戦闘の中心になる隊員はたぶんいたのだと思う。
交信内容からすると、各隊の7が副班長格か通信手だろうか。状況を伝える交信が多い。番犬の7もリーダーと交信していた。「キリングハウスの卒業生」こと鳳7を考慮すると、副班長格で正しいように思う。
全てのコードネームが登場したわけではないので、欠番があって、人数はもっと少ない可能性もある。
小此木先生の山狩りQ&A
- Q.人数はどのくらい要るの?
- A.一概には言えない。多ければ多いほどいい。山狗の人数では全員集めても全く足りない。
- Q.向こうも少人数だから不利ではないのでは。守備を崩すには3倍いると言う、こっちはさらにその倍以上いる
- A.数万の兵力の場合ならそうなるが、ミニマムなゲリラ戦ではそうも行かない。米軍がベトナムで証明している
- Q.なら、今回の山狩りはどれだけ兵力がいると見てるの?
- A.なんでもありってことですか?
- Q.いみわかんないけど、どのくらいが適正な兵力なの
- A.今朝の政治的奇襲も含めて、向こうの指揮官は相当優秀。火器取扱いのベテランが最低2。近接格闘のベテランが最低1。
- Q.あとは子供でしょ?
- A.あとは子供のようですが、ここに逃げ込んだからには彼らのテリトリーでしょう。地の利が充分な子供1人は、よく訓練された強硬偵察隊1個班に匹敵します。三佐が考えているより相当厄介な相手
- Q.それを制圧するのに、どの程度の兵力が必要だっていうの
- A.山岳歩兵が一個師団。師団というのは、山狗が3つ4つで大隊、それが(略)連隊、それが(略)師団。
- Q.30倍の兵力がいるというの?
- A.もちろんそれだけでは足りない、砲兵陣地に要請して、山ほどの事前砲撃が必要です。航空支援が得られるならナパームもばらまきたい
- Q.じゃあそれにはるかに満たない山狗で山狩りをしたら、どうなるっていうの
- A.楽ではないでしょう。連中のテリトリーでしょうが、逃げ込んだのはついさっき、陣地もなければトラップ設置の暇もないはず。地の利を生かすには時間が足りないはず
- Q.(確か裏山には自慢のトラップが山ほど…)
- A.言えよ…言ってても舐めてた?いや地下祭具殿の件もあるから舐めなかったかも…
恩を売ってるのか、プレイヤー向けなのか…。おたくめ!
その他
- 誘拐犯と小此木さんが同一人物だったなんて…。誘拐の時は覆面でもしてたんですかね?
- 入江が自殺(?)したのは、施設長として緊急マニュアル第34号の適用を渋ったから、という推測でいいのだろうか。たとえ不本意に認めたとしても、彼は自殺を選ぶだろうが。
- 神主の死も鷹野の差し金だったのかー。
- 沙都子も悟史も殺人犯だが、大丈夫か?14歳未満だから大丈夫…そういう問題ではない。
- スーパー赤坂が想像以上にスーパーだった。刃牙ってよりシンシア・ザ・ミッション。
- 部活メンバーの活躍は非現実的だろうか。あんまりそう思わないのは、これまでの編で彼らのスペシャルっぷりはこれでもかと認識しているから。いきなり祭囃し編だったら、ありえねーって思うよ、そりゃあ。
- 退職金の大事さが分かるゲーム。
- 悟史が目を覚ましたら、どう説明すればよいのやら。
- テーサー…。
- 入江の父の話、何かに似ていると思った。フィネアス・ゲージですね。参照:東京都神経研: 前頭葉
- ループについては、考えるのを休止した。
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