- 2008-04-07 (月) 23:38
- ベスプレ
以下、あまり読む必要なし。
表題のもの(あるいはRBOメイン掲示板)について。大筋では賛成側です。だから意見というより、想像解説。
要点は以下の3つ。
- 総当たり制度の変更
- 編成権のオークション
- 購入した編成権の売買
※20年期での変更(全再編)を前提として記述されています。中間再編(α・βごとの再編)の場合は数字を半分にしてください。
総当たり制度の変更
現在
順位固定方式。
総当たり順位に従い、自動的に所属リーグが決定される。希望のリーグに入れるかどうか(冠は希望のチームを自リーグに入れられるかどうか)については、オーナーの作為が入り込む余地は基本的にない。
今より昔
旧順位固定方式。
1位~20位がいわゆる冠としてリーグのトップに立ち(以下、1冠~20冠)、21位~40位がそれぞれ20冠~1冠に配属、41位~60位はそれぞれ1冠~20冠へ配属される。61位~80位は20冠~1冠、81位~100位は1冠~20冠、101位~120位は20冠~1冠。
これだと総当たりが上位であればあるほど楽であり(1冠は1位・40位・41位・80位・81位・120位で構成され、最強の敵が40位なので楽勝)、下位であればあるほど厳しい(20冠は20位・21位…)。勝てば勝つほど楽なリーグになるシステムは、冠をとるチームにとっては鼻先のニンジンになるが、2位以下が全く相手にならないようなリーグ編成はバランスを欠いていると言わざるを得ない。よって、順位固定という方式はそのままで配置の仕方が変更されることとなった。
今
新順位固定方式。
冠の決定は従来と同様だが、21位~40位が1冠~20冠に配属されるようになった。41位~60位は従来通り1冠~20冠。61位~80位、81位~100位、101位~120位は全て20冠~1冠。つまり、2巡目と5巡目が逆順になっている。
これにより、1冠リーグは1位・21位・41位・80位・100位・120位になるため、2巡目のレベルが上がり5巡目のレベルが下がっている。優勝確率でいえば、今より昔の1冠は90%・5%・5%・0%・0%・0%くらいだったところが、今は80%・15%・5%・0%・0%・0%くらいになっている、はず。5巡目は実質上は影響しないので、冠上位への風当たりを強くする改編だった。
しかし、この制度は2巡目に相当するチームは、冠を取らない範囲では勝てば勝つほど不利になるという歪みを生み出した。4巡目以降は、そもそもほとんど冠に対抗できないのであまり関係ない。3巡目は今までと変わらない。1巡目(冠)は名誉があるから多少の不利は構わない。だから問題は2巡目のみ。
2巡目のチームにとって最も得なのは、20冠と同リーグになること。最も力の差が少ないため、優勝確率が高くなる。逆に、1冠と同リーグは最悪。最も力の差が大きいため、優勝確率は低くなる。
今より昔は、20冠と組むためには勝たねばならず、1冠と組みたくなければ勝つしかなかった。21位~40位は20冠~1冠だから。
しかし今は、20冠と組むためには負けねばならず、1冠と組みたくなければ負けねばならない。21位~40位は1冠~20冠だから。
つまり、自分を有利に持っていくための方法が、勝つことから負けることになってしまったのだ。全てのオーナーは基本的に勝つことを目指している、という前提の上で構築された世界にとって、まさに歪みである。
変更後
編成権方式。
冠の決定は従来と同様で、21位以降を総当たり順位によって「n巡目(n = 2~6)」というクラス分けを行い、n巡目の編成権を持つ者が各チームの配属先を決定できる。編成権は機構よりオークションで販売され、各球団はポイントでこれを購入できる。
今までは「順位」という最小単位で細かく序列をつけてリーグ分けを行っていたところを、「巡目」という中単位でまず大雑把に区切り、編成権を持つ者がその中身を各冠に割り振るという方式となる。
大きな特徴は以下の4点。
- 「2巡目は負けた方が有利」の無効化
- 「冠上位に厳しく」は、おそらく継承可能
- 所属リーグの指名が可能
- 目立つオーナーは不利
「2巡目は負けた方が有利」の無効化
負けようが勝とうが、編成は編成権を持つ者の胸先三寸。2巡目であれば、21位~40位の範囲の順位変動には意味がない。何位であっても、次の配置は確定されていないのだから。順位と配属の関係がほぼ消滅したことになる。
見事デメリットを解消したように見えるが、実は緩和しただけで解消までには至らず(しかし妙案はない)、この方式だと今度は同巡目の間で順位を上げる動機が薄くなる。
2巡目を例にすると、再編成までに冠圏内まで到達できないのならば、21位~40位の間はどこでも同じというわけだ。が、21位に近くなればなるほど強いチームと認識され、冠上位と組まされる危険が上昇する。逆に、順位が40位に近くなればなるほど、冠上位が編成権を獲得した時においしいカモとして狙われてしまう。よって、30位くらいで貯金しながらフラフラして目立たないことが最適戦略となりうる。もっとも、名前とオーナーの地力が知られているチームは順位で目立とうが目立つまいが同じことだが(後述)。たとえば、いくら39位だからって鳴門を積極的に指名することはないだろう。
「冠上位に厳しく」は、おそらく継承可能
編成権を買った者からすれば、より強いチームをより強い冠に当てようとするのが平均的なところだろう。仮に、総当たり21位~40位が編成権を買ったとしたら? 自分は総当たり20位と組み、1位にはなるべく強いチームを当ててやろうとするだろう。わざわざ楽をさせてやる義理はない(20位からすれば、金を出さずに弱いチームが引けるので鴨葱だが)。逆に、総当たり1位が編成権を買ったとしたら? 最も弱そうなチームを自リーグに入れるに違いない。
これは編成権を買うもの次第であり、すなわち「わざわざ大金を出して編成権を買う動機の強さ」次第だろう。
従来と違うところは、編成権の購入は誰でも参加可能であるため、参加しない/買えないのは自分の失敗であると認識せざるを得ないところ。今までは21位で1位と組まされるのは不運に分類されるだろうが、これからは「編成権を買わなかった自分の戦略ミス」である。
所属リーグの指名が可能
簡単。自分が自分の所属する巡目の編成権を買えばよい。好きなリーグを選べる。従来は「低精度で特定のリーグを避ける」ことくらいしかできなかった。冠の中で「なんとか冠は取れたけど、ポイントも使い果たしたし監督も終わってるし、もうイッパイイッパイです」というチームを選べば、次編成での戦いは超有利になるだろう。
目立つオーナーは不利
例えば、博多・横浜L・甲山は他チームよりも厳しい相手がぶつけられることだろう。現在のRBOではこの3チームが最強なので、有名税といえば有名税。天罰と解釈しても良いかもしれない。嫌なら今の地位を捨てるか、権利を買うか。まさに強者とばかりに「お前らなど何人束になっても無駄だ!」と無視するのも上策だ。
最もワリを食うのは、名前は知られているが今は大して強くないチーム。今はチーム状態が悪いんだっつうの! と思っていても、編成権者の指1つで強敵と当てられてしまう。
編成権のオークション
特に語ることはない。
入札は一回のみ。入札額や入札したかどうかも、他のオーナーにはわかりません。
編成権を獲得したチームと入札ポイントとは、公表されます。編成権を獲得できなかったチームと入札ポイントは、入札したかどうかも含めて、発表されません。
お役所がよくやる一般競争入札みたいなもの。誰が幾らで落札したかは公表されるので、金額と落札目的の類推から、何度かやるうちにだいたいの相場が生まれてくると思われる。最初は大損したり超得したりがあるだろう。
必要と思われる制限
- 編成権を得たチームの公式発表まで、公に自分の入札ポイントを発表してはならない。
理由
- 5000ポイント入れたぜ! とか言って1000ポイントがルール上(or事実上)可能だとつまらない。
公とは、RBO公式(チャット含む)+自サイトを指す。不特定多数が目にできる場所、という意味でもよい。メールなどこっそり伝え合うのは可(というより規制不可能)。入札する予定、あるいは入札した、とは言ってもいい。
RBOメッセは難しい。可だと、120人にメッセしても可か、不可なら何人までだ、となる。それはメールでも同じことだし、そこまでやるなら好きにしていいよ、むしろ褒めたい、とも思う。抜け道を探して努力する奴は好きだ。
買うぜ! と宣言することは問題ないと思う。宣言した資金5000のチームと、入札を迷う資金1000のチームがあったとして、資金1000のチームはこのオークションについて不利があるだろうか? あるとすれば、その回の編成権が1000ポイント以上の価値を持つと知られている場合。そうでなければ不利はない。財布は痛いかもしれないが。
誰も買わない場合
それはない。価値がゼロではないから。
- 10ポイント … 絶対に買う。趣味だけで買える。
- 100ポイント … まだ買う。まだ趣味だけで買える。
- 500ポイント … もう実用性がないと買えない。やばい位置なら手を出すかもしれない。
- 1000ポイント … まず買わない。1口乗る? っていう話なら、保険くらいの意味で乗るかもしれない。
- 2000ポイント … ここまで高騰することはないと思う。
参加しない/できない場合の不利
あまりないと考える。結果的にはランダムと大して変わらないし、戦力に直接影響はしないから。順位が上の者はある程度関心を払っておいたほうがいいだろうが、順位が下位の者にはあまり関係ない。
購入した編成権の売買
売買が可能だとどんなメリットがあるか。私は「売買可の方がポイントの少ないオーナーも参加できる」という予測をしている。売買不可だとこの逆で、金持ちしか手を出せない。よって、これは入れるべきと考える。以下理由。
- 規制できない
- 購入した者のみが使用可だと、手が出しづらい
- ささやかな希望を少額で叶えられる
- 談合できる
- リスクを分散できる
- 大量にポイントがなくても参加できる
これらのことを円滑に行うため、「1000ポイント入れたぜ!」は禁止でも「買うぜ!」は禁止にしたくない。逆に、禁止にすると内輪だけで取引されてしまい、オープンな市場にならず、馴れ合い有利かよ! という批判を生むだけである(友達の多い方が有利なのは他の資源でも同じだ。それがイカンなら社交場もイカン)。
規制できない
禁止しても、こっそりやられると摘発できない
の通り。
購入した者のみが使用可だと、手が出しづらい
そうだとすれば、数チームしか入札しないことが予想される。なぜなら、絶対に順位を操作したいチームは限られるからだ。2巡目に強豪が何人いるかにもよるが、総当たり上位チームと、20位前後、40位前後のチーム。あるいは、最初から順位操作ありきで次編成の大攻勢を狙うチーム。大枚はたく気になれるポジションはこのくらいだろう。全部で5チームもないのではないだろうか。
また、このためだけに貯め込んでおく必要が生じ、必然的に「事前準備上等だコラな金持ち」以外の参加が事実上拒まれる。
ささやかな希望を少額で叶えられる
例えば。
- 総当たり42位、ヌードルリーグで優勝0回、西大寺に1回も勝てなかったけど、あと数年で状態がよくなりそうだからリベンジしたい!
- 総当たり30位、3回連続でロイヤーリーグ。優勝はもちろん0回。チームが上向いてるので、もうちょっと楽な相手と戦って優勝を経験してみたい!
- いっぺん見てみたかった。甲山vs横浜L、俺が実現させてやるぜ
このためだけに大枚をはたくのは超躊躇する。だが、仮に100ポイントや200ポイントの投資で可能性を買えるとすればどうだろう。本命で購入する(あるいは、した)者を金銭的に支援し、希望を叶えてもらえばいい。編成権は上位オーナーだけが欲しいわけではないのだ。もし買えるなら欲しいオーナーは多いはず。
談合できる
編成権のオークションをお役所がよくやるアレ
と書いたが、これはつまり談合が容易であるというサインと見た。
例えば、1位で1500ポイントを持っている甲山。2巡目に嫌なチームがいるんだよな~でも1000入れて買えなかったら最悪だし、かといって全額吐き出すのもな~と思っているとする。いっぽう21位の網走は、おそらく1冠に放り込まれる可能性が高いのだが、500ポイントしか持っておらず、編成権の購入が難しい。そこで甲山が網走に「2巡目の指名権を買いに行くから、500ポイントください。代わりに20冠に入れてあげます」と持ちかける。
成功するかどうかは別として、これはどちらにもオイシイ話だ。網走は甲山と同リーグになりかねないリスクを500ポイントの出費で避けることができ、ついでに20位という逆転可能性の高い冠のリーグに入れる。甲山は甲山で、5000ポイントのゲタを履いてオークションに参加できる。買えたら冠チームや2巡目チームと交渉して、さらに金を引き出してもよい。
リスクを分散できる
例えば、胴元が1口10ポイント・最低10口で2巡目編成株を売る。株主は胴元が2巡目権を買えれば満額を支払い、希望を叶えてもらう。希望が被ったときは口数の多い者が優先(声の大きさではない)。仮に100口売れて、胴元が500ポイント持ち出して合計2000ポイントで入札する場合、胴元は50口となる。全体の半数超を出せば(持ち株51%以上だ)、誰が相手でも自分の意見が優先される。胴元が有利なのは手間賃と思う。
ただし、胴元が2巡目を買えず、例えば3巡目の権利しか手に入らなかった場合も満額を支払わねばならない。胴元が3巡目の権利を運用して稼げれば、株主は口数に応じて配分を受け取れる。これは2巡目でも同じく、運用益が出たら分配(実際は差し引きか)する。分配は、希望が叶わなかった者(かぶり、株購入時は2巡目だったが決定時は3巡目になっちゃった等)に優先して渡す。権利を買えなかったら、この話はなかったことにする。
こうすれば、単独で高額な20チーム分もの権利を購入するという最大のリスクを避けられる。なにしろ、編成を好きにできたって戦力が増えるわけではない。編成権とは、良くて「勝ち目のない相手と同リーグにならずに済む」「リーグ内で優位に立てる」という程度なのだ。
大量にポイントがなくても参加できる
要は交渉次第。自チームのいる巡目の編成権を買ったオーナーとの交渉次第では何でもできる。外人権を4つ差し出したっていい。権利を持つ側からすれば「話を持ちかけなかったオーナー」からの取引は棚ボタなのだから、あまりたくさんのお金をかけなくても希望を叶えてくれるだろう。
逆に、いらない巡目の交渉権を買っちゃったオーナーも、その巡目のオーナーとの交渉次第では何でもできる。金を払わなければロイヤーリーグにぶちこむことも可能だ。嫌われるかもしれないが、「コイツに買われたらヤバイ!」という印象を作り、「島流しされない権」を高額で売ることができるかもしれない。ただし、騙しは禁止なので、ダーティーなイメージがついてしまうというデメリットの割には、あまり儲からなさそうではある。
つまりこれは! 「ドラフトだとわし面倒くさいから、買った奴が勝手にドラフトやればいいんじゃない?」というコミッショナーの陰謀なんだよ!!!
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